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“重低音”を強化したハイパワーオーディオ

ソニー、“DJっぽく”操作できるターンテーブル搭載スピーカー「MHC-V3」

公開日 2014/09/05 13:19 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、DJエフェクト機能をかけられるターンテーブルを搭載した一体型オーディオシステム“ハイパワーオーディオ”「MHC-V3」を10月18日に発売する。価格はオープンだが、38,000円前後での実売が予想される。

MHC-V3

本体サイズ280W×786H×280Dmmの大型筐体が特徴的なモデル。CD再生、USB再生、FMラジオ機能を備えており、Bluetooth機能にも対応している。

CDトレイを出したところ

“重低音の再現性”を高めており、実用最大出力は450W。内部は、40mmトゥイーター×2、80mmミッドレンジ×2、200mmウーファー×1を搭載する3ウェイ構成としている。トゥイーターは横方向に5度、ミッドレンジは横方向に7度/上方に10度、ウーファーは真正面にそれぞれ設置角度を調整することで、サウンドエリアを広く確保した。

加えて、ホルン等の楽器の原理を応用して低音圧を増強させる内部構造「Sound Pressure Horn」を採用。これにより、100〜150Hz域の音圧を上昇させ、中低域のアタック感を向上させているという。本体下部にはホーンの開口部となるダクトを設けており、音楽再生時にはこのダクト部から音圧が感じられる。内部の仕切り板を配置することでキャビネットの強度を高め、しっかりした低音が出せるようにしている。

本体下部のダクト部

低音域本体フロントには青色LEDを備えており、低音・主にドラム楽器の周波数帯域にあわせてこの青色LEDが明滅するギミックも備えている。

ドラムのリズムにあわせて青色LEDが光るギミックも備えている

操作系統は全て本体天面に集約しており、機能面では、“DJのような操作”が行えるターンテーブルを天面中央に配置していることが特徴。「DJ EFFECT」ボタンを押してからこのターンテーブルを回すことで、「ISOLATOR」「FLINGER」「WAH」の3種類のエフェクトを“DJっぽく”切り替えながら楽しむことができる。

本体天面部。真ん中にある円形の操作部がターンテーブルで、これを回すことで“DJっぽく”エフェクトをかけられる

「ISOLATOR」は、ターンテーブルの回転にあわせて特定の周波数帯域を順番に強調させるエフェクト。「FLINGER」は、元の音声信号をわずかに遅延させた音声信号を創り出し、それを元の音声信号と干渉させて音を変化させる。「WAH」は、フィルターの周波数を上下に移動させ、聴感上強調される周波数帯を変化させるエフェクト。

また、低音を3段階で調整できる「BASS BAZUCA」ボタンも備えている。「ON」で低音を増強してパワフルなサウンドになり、「OFF」でフラット、2秒長押しすると「BASS CUT」になり低音を下げることができる。

好みの音質を選択できる「イコライジング調整」機能も搭載している。あらかじめ登録されている「R AND B」「POP」「ROCK」「ELECTRONICA」「COUNTRY」「HIP-HOP」「SOUL」「FLAT」の8種類のEQに、ユーザーが自分でカスタマイズできる「CUSTOM」モードを用意している。

Bluetooth規格はVer3.1に準拠しており、プロファイルはA2DP/AVRCP、コーデックはAACをサポートする。NFC機能も搭載。USB接続時の再生フォーマットは、MP3/WMA/AACに対応している。USB接続したウォークマン内の音楽ファイルを再生する場合は、Medelia Goで転送した曲か、ドラッグ&ドロップで転送した曲のみ再生できる。

そのほか、USBメモリーにCD音源を録音することもできる。録音形式はMP3(128kbps)で、3倍速録音に対応する。

本体背面部。持ち運びやすいように取手も配置している

本体背面には、部屋間の移動がしやすいように持ち運びするための取手部を配置している。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドSONY
  • 型番MHC-V3
  • 発売日2014年10月18日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格38,000円前後)