パナソニック、使い勝手を高めたフルHD液晶“VIERA”「AS650」3機種

パナソニック（株）は液晶テレビ“VIERA”のフルHDモデル「AS650」シリーズの3機種を5月中旬より発売する。

・「TH-55AS650」（55型）　￥OPEN（予想実売価格240,000円前後）
・「TH-47AS650」（47型）　￥OPEN（予想実売価格190,000円前後）
・「TH-42AS650」（42型）　￥OPEN（予想実売価格155,000円前後）

本製品は、広視野角を特徴とした「IPSパネル」を採用。映像コマ数を通常の2倍に表示する「倍速駆動」とバックライトスキャンにより、動画性能も高めた。機能面では「マイチャンネル」や「“ナビゲーション機能”付き音声操作」などの採用による使い勝手の向上を実現したことがポイントとなる。

画質面では、IPSパネルの搭載と倍速駆動およびバックライトスキャンへの対応が特徴となる。今回採用された新IPSパネルは、パネルの透過率を改善し、輝度を向上させている。また映像のコマ数を通常の2倍となる1秒120コマで表示する「倍速駆動」と、バックライト領域を分割して残像を低減する「バックライトスキャン」を組み合わせることで、早い動きも細部まで再現可能とのこと。

デザイン面については、狭額縁ベゼルを採用し、インテリアにより溶け込みやすいデザインとした。

上位機同様に「マイチャンネル」や「ナビ付き音声操作」で快適な視聴スタイルを追求したこともアピールポイント。「マイチャンネル」では、テレビ放送や、USB-HDDや同社のBDレコーダー“DIGA”に録画した番組、YouTubeやアクトビラ動画などの中から、お薦めのコンテンツを横断して一覧表示してくれる。番組視聴中やマイチャンネル上で「マイボタン」を押すとユーザーの好みが反映され、おすすめコンテンツの精度が向上。音声操作で“マイチャンネル”と話すだけで、声紋認証やカメラによる顔認証により、自動的にユーザーを特定。登録されたユーザー専用の「マイチャンネル」を簡単に呼び出すことができる。

音声操作については、放送・録画番組に加えて、YouTubeやアクトビラ動画の検索、DIGAへの予約録画も可能。音声操作にはナビゲーション機能が追加され、次の操作に迷った時には、発話の例を画面で案内してくれる。

スマートフォンやタブレット端末との多彩な連携機能も用意。スマートフォン用アプリ「Panasonic TV Remote 2」をインストールして本機と連携すれば、スマートフォンと本製品でのメッセージやコンテンツの共有、スマートフォンをリモコンとして使うことなどが可能。外出先でもスマートフォンで写真やテキストメッセージをテレビに送れる「リモートシェア」機能も搭載する。


本機は、発売後のバージョンアップで「リモート視聴」（次世代放送推進フォーラム（NexTV-F）により公開された『デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0』に準拠）に対応予定。放送中の番組や本機でUSB-HDDに録画した番組を外出先から専用アプリを使ってストリーミング再生することができる。

そのほかの特徴として、デジタルダブルチューナー搭載による裏番組録画（USBハードディスク対応）、「お部屋ジャンプリンク」にも対応。DLNAサーバー機能、ファイル共有機能も備えている。

「TH-55AS800」「TH-47AS800」は地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタルチューナーを2系統搭載。搭載する主な端子は、HDMI入力×3、D4映像入力×1、コンポジット映像入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力端子×1、LAN端子×1、SDメモリーカードスロット×1、USB端子×2となる。

「TH-55AS650」は定格消費電力が137W（待機時約0.1W）、外形寸法が1244W×767H×292Dmm、質量は約19.5kg（スタンド含む）。「TH-47AS650」は定格消費電力が107W（待機時約0.1W）、外形寸法が1072W×671H×214Dmm、質量は約14.0kg（スタンド含む）。「TH-42AS650」は定格消費電力が100W（待機時約0.1W）、外形寸法が962W×608H×202Dmm、質量は約11.0kg（スタンド含む）。