マクセル、内蔵HDD/iVDR/BDの3ドライブ搭載レコーダー“アイヴィブルー”

そして「これまでiVレコーダーはHDDレコーダーとして、あくまでテレビのオプション的な扱いだった。今回の製品は『BDレコーダー』という位置付けだ」とコメント。「地デジ移行の駆け込み需要の反動で落ち込んだが、今後のBDレコーダーは300万台規模の市場が継続していくと考えている」と言葉を続け、「これまでの限られていた市場から300万台市場へと参入する」とした。

加えて「USB-HDD市場も順調に伸びていくと見ている」ともコメント。USB-HDD内に保存したコンテンツは録画に使用した機器でしか再生できないのに比べ、iVDRではレコーダー本体を買い替えたとしても以前のカセット内のコンテンツを再生できる点に改めて言及。「独自の調査で、録画した番組をきっちり残したいというニーズが高いことがはっきりした」とし、「こうした層にアピールすることで、これまでのBDレコーダーのユーザー層とは別に新しい需要の創造を狙っていく」と語った。

また、同社理事コンシューマ事業部事業部長の乘松幸示氏は、iVカセットの出荷数が2012年6月に累計100万台を突破したことを紹介。世界で初めてDVD-RAMを商品化したことなど同社の歴史も振り返り「常に最先端の技術の商品化に挑戦してきた」と語りながら、「マクセルの映像記録技術の集大成」と今回の新商品を紹介。「この新商品は皆様に新しく利便性の高い映像体験を提供するものと確信している」と述べた。

そして、「最低で10万台、レコーダー市場全体でのシェア約3%を初年度で目指す」とコメント。「その後はシェア5%を目標に伸ばしていきたい」とした。