高剛性&低重心筐体で振動低減

パナソニック、画音質を追求した“ブルーレイDIGA”プレミアムモデル「DMR-BZT9000」など発売

ファイル・ウェブ編集部
2011年08月09日
パナソニック デジタルAVCマーケティング本部は、ブルーレイDIGAのプレミアムモデルとして、DMR-BZT9000/910の2機種を9月15日に発売する。

・「DMR-BZT9000」¥OPEN(予想実売価格37万円前後)
・「DMR-BZT910」¥OPEN(予想実売価格21万円前後)

DMR-BZT9000

DMR-BZT910

DMR-BZT9000は3TB、BZT910は2TBのHDDを搭載したBDレコーダー。地上/BS/110度CSデジタルチューナーは3系統で、スカパー!HDとあわせて4番組同時録画が可能だ。Blu-ray 3Dの再生、BDXLの録画・再生なども行える。

■BZT9000はシャーシやトップ/サイドパネルの剛性を大幅強化

両機ともプレミアムモデルとして、画質・音質を高める工夫を行った点が大きな特徴。まずはクオリティを高めるための工夫について見ていこう。

まず2機種の区分けだが、DMR-BZT9000は独自の「高剛性・低重心筐体」を採用したフラグシップモデルで、BZT910はシャーシは下位機種とほぼ同様だが、回路技術を中心に画質・音質を高めたモデルだ。

BZT9000は3層構造のベースシャーシを採用。これにより本体の重量バランスを大幅に低重心化し、振動の低減と安定化を図った。また、トップパネルは3.5mm厚のアルミ押し出し材を、またサイドパネルにもアルミ押し出し材を採用することで剛性を飛躍的に高めた。

そのほかBZT9000では、新開発の高剛性ドライブシェルターを採用。これによりディスクドライブの振動を低減させ、クオリティを高めている。

またBZT9000のインシュレーターはABS樹脂を組み合わせた新セラミックインシュレーターで、振動対策を強化。ほかに電源周りでは、新たに3芯タイプのAC電源インレットを採用。付属電源ケーブルにはφ10mmのOFC電源ケーブルを採用した。

なおBZT910のインシュレーターは樹脂製。電源インレットは3芯だが、付属ケーブルはφ7mmとなる。

BZT9000のABS樹脂を組み合わせた新セラミックインシュレーター

BZT910の樹脂製インシュレーター

そのほか、アナログ映像出力を使用しない場合にアナログ映像回路を停止させる「ハイクラリティサウンド2」も新たに搭載した。従来モデルのハイクラリティサウンドは映像DACのみ停止させていたが、ハイクラリティサウンド2では、デジタル系の前処理まで含めて停止させるという点が異なる。

また音楽CDの再生時には、映像信号処理回路をアナログ/デジタルともに停止させる。さらにアナログ音声出力を使用する場合にはHDMI回路を停止する。この2つの機能も、ハイクラリティサウンド2で新たに加わった機能だ。

従来機種から定評のある「シアターモード」も進化し、「シアターモード2」となった。BDソフトやCDタイトルの再生時に、チューナーやHDD、冷却ファンの回転を停止させる。従来のシアターモードでは冷却ファンは低速回転で、完全に停止していたわけではなかったが、シアターモード2は、周囲の温度が40度以下の場合、冷却ファンの回転を停止させる。これによりノイズや振動を大幅に抑え、クオリティを向上させることができる。

搭載するデバイスの選定もさらに厳格に行った。BZT9000では、プレミアムモデルにこれまでも搭載してきたコンデンサーを、試聴を重ねてさらに厳選。OFCリード線の径を太く売ることで音の安定感を向上させた。

BZT9000に搭載された高音質コンデンサー

またBZT9000には、定評のある192kHz/32bitのDAC、ハイファイオーディオ用の低ノイズオペアンプ、OFC電源トランスなども採用した。

BZT9000に搭載された192kHz/32bitの音声DAC

■UniPhierがシステムを制御し不要な回路ブロックを自動停止

デジタル回路での音質向上も図っている。システムLSI“UniPhier”がレコーダーのシステム全体を制御。動作モードに応じて不要な回路ブロックの動作を停止させ、画質・音質に悪影響を与えるノイズの発生を抑制するシステムを新たに採用した。同社では「出たノイズを抑制するのではなく、初めからノイズを出さないという新たな発想に基づく先進のノイズ低減手法」と説明している。

そのほか、独自のデジタル音声処理技術を採用した「真空管サウンド」もさらに進化させた。

■クロマアップサンプリングなど映像処理がさらに進化

画質関連でも細かな改善点がいくつか加えられている。

まずは「リアルクロマプロセッサplus」の進化。従来からDIGAでは、PHLの技術を応用し、色信号の高精度なアップサンプリング処理を行ってきた。本機は新たにBlu-ray 3D再生時のクロマアップサンプリング処理精度を向上させた。

またシーンごとに映像を分析し、周波数帯ごとに最適な処理を行う「ディテールクラリティ for BD」もさらに進化し、従来の輝度信号だけでなく、色信号の処理も追加。これにより、特にプロジェクター視聴時のフルHD映像の精細感が向上したという。

そのほか、SD画質の映像をHDに変換する「超解像アップコンバート」も進化。処理精度の改善により微少信号の再現性と階調性を向上させ、従来より自然でノイズが少なく、精細感のあるアプコンが可能となった。

3D関連では、従来から搭載している「3D奥行きコントローラー」を搭載。また2D映像を擬似的に3Dに変換する「2D→3D変換」機能も採用しているが、これに新開発の「マルチレイヤー3D変換」方式を採用。市販BDソフトを視聴する際、ビデオと字幕、メニューをそれぞれ独立して3D変換することで、字幕やメニューを立体的に表現することが可能になった。

また、超解像やノイズリダクション処理をアニメに最適化した「アニメモード」を引き続き搭載。原画解像度変換方式により、解像度の低い原画からアプコンされた放送やBDソフトを高画質に再生できる。

さらに地味ながら魅力的な改善点として、BD/DVDソフトの字幕位置を上下方向に調整する機能を搭載。シネスコスクリーンで映画を視聴する際でも、字幕をスクリーン内に収めて視聴することができる。

HDMI出力端子は両機とも2系統(MAIN/SUB)で、SUB側は音声専用出力に設定することも可能。

■外付けUSB-HDD録画に初対応。AVCエンコーダーも新世代に

録画機能では、従来のDIGAでも実現していたスカパー! HDとあわせての4番組同時録画機能を継承した。

番組の長時間録画では、第7世代のアドバンスドAVCエンコーダーを搭載。放送局からの番組情報をもとに、自動でジャンル(ドラマ/アニメ/スポーツ/音楽ライブなど)を判別し、ジャンルに合わせた最適なエンコード処理により、ノイズを低減させた。フルハイビジョン W15倍録画が可能となっている。

また新たに、外付けUSB-HDDへの録画に対応した。最大8台までのUSB-HDDを登録できる。ただし複数台のHDDを同時に接続することはできず、レコーダーとUSB-HDDは1対1の対応となるため、USB-HDDをほかのレコーダーに接続した場合は再生が行えない。なお、USB-HDDへの録画はDRモードでしか行えないが、録画した後でAVCに変換することは可能。録画する際のオートチャプター付与などは内蔵HDDと同様に行われる。また、USB-HDDに録画した番組を「お部屋ジャンプリンク」で配信することもできる。

■レスポンスがさらに高速化。GUIも一新しリモコンはタッチ操作

さらに両機は操作のレスポンスも進化。電源オフ時からリモコンの「番組表」ボタンを押してから約1秒で番組表が表示されるスピーディーな操作を実現した。また電源オフ時からリモコンのボタンを押すことで、これも約1秒で「録画一覧」を表示したり、ディスクトレイをオープンすることが可能になった。これらの電源オフ時からのスピーディーな操作は、いずれもクイックスタート設定が「入」時の場合に限られる。

またリモコンには「ワンタッチ予約/録画ボタン」を新たに装備。番組表で録りたい番組を選択し、ボタンを一押しするだけで録画予約が完了するようになった。

なお番組表関連では、最大2ヶ月先までのNHK/WOWOW/スター・チャンネルのおすすめ番組表を表示する機能を搭載。ただしスタチャンの番組特集は2011年10月1日から提供開始される。

GUIも一新。文字とアイコンの分かりやすいボタンでメニュー表示を行う「新スタートメニュー」を用意した。メニューは組み合わせを自由に開けることができ、よく使う機能をまとめるなど、ユーザーの好みに応じたカスタマイズが可能だ。GUIの背景を好きな写真に変更できる機能も備えている。

「新スタートメニュー」

リモコンはタッチパッド搭載の無線リモコン。従来のカーソル操作だけでなく フリック操作に対応した。番組表で番組を探すとき、録画一覧から番組を見つけるときなどに、フリック操作で素早くページ送りが可能になったことで、快適な操作が可能になった。なお「シンプルリモコン」も別売で用意される。

■AVCHD 3D/AVCHD Progressiveの取り込みに対応

ビデオカメラとの連携機能では、新たにAVCHD 3DとAVCHD Progressiveの取り込みに対応。フレームシーケンシャル方式のAVCHD 3D動画や、1080/60p動画の取り込みやブルーレイディスクへのダビングが行える。またMP4形式のファイルをTSに変換して取り込み、再生することも可能だ。

さらに新機能「動くアルバムメーカー」を搭載。本体に取り込んだ写真や動画コンテンツをもとにして、背景やデコレーション素材、好みのBGMをつけたアルバムを作成する機能だ。従来は写真と動画を別々に扱っていたが、まとめて一つのアルバム映像にすることが可能になった。ただし本機能で使用できる動画はAVCHD(3D以外)とMP4に限られる。

なお「動くアルバムメーカー」で作成したアルバムを、BDやDVDに保存できるほか、SDカードへVGA画質で持ち出すこともできる。

■映像配信機能「お部屋ジャンプリンク」がさらに進化

ネットワーク関連では、DLNAをベースにした「お部屋ジャンプリンク」がさらに進化。本機では、3番組同時録画中でも、お部屋ジャンプリンクを使った映像配信を行えるようになった。

またDIGAの内蔵チューナーで受信した地上/BS/110度CSデジタル番組を、別室のテレビに配信する「放送転送機能」にも改善が加えられ、1番組録画中でも別室のお風呂テレビやポータブルテレビなど対応機器に放送を転送することが可能になった。

ネットワークサービスでは、同社独自の「ディモーラ」「ミモーラ」に対応。ディモーラは外出先からDIGAのリモート録画予約ができる機能、ミモーラはDIGAで録画した番組の検索や見たいシーンからの再生を可能にする機能だ。さらに9月15日から、本体の「スタートメニュー」からディモーラからのおすすめ番組を確認することが可能になる予定。

そのほかのネットサービスでは、Skypeによるビデオ通話に引き続き対応。別売のカメラ「TY-CC10W」を接続することでビデオ通話が可能になる。

また、新たに写真共有サービス「LUMIX CLUB ピクメイト」に対応。製品発売と同日の9月15日から、同サービスのサーバーを経由して、対応のDIGA間で写真の送受信が行えるようになる予定だ。

■待機時省電力 約0.03Wを実現。リモコンに専用ボタンも

エコ性能も強化。クイックスタート切/アンテナ電源切などいくつかの設定を行った際に限られるが、待機時消費電力約0.03Wを実現した。またリモコンに「エコ待機」ボタンを新搭載。同ボタンを押すことで、待機時消費電力を落とすことができる。デフォルトはアンテナ電源などを入のままにする「モード1」だが、「モード2」を選択した場合、最小の約0.03Wに設定することができる。

リモコンに「エコ待機」ボタンを新搭載

前述したとおりHDMI出力端子は2系統。そのほかの入出力端子は映像系がビデオ入力1/出力1、Sビデオ入力1/出力1、D4映像出力1。音声系は2chアナログ音声入力1/出力1、光デジタル音声出力1、同軸デジタル音声出力1。ほかにDV入力/TS入出力用のi.Link端子も装備している。

USB端子は3系統3端子で、LAN端子は1系統。SDメモリーカードスロットも備える。

筐体の外形寸法は、BZT9000が438W×77H×239Dmm、質量は約7.5kg。BZT910は外形寸法が430W×68H×239Dmm、質量が約3.8kgとなっている。

【問い合わせ先】
DIGA ご相談窓口
TEL/0120-878-982
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  • ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMR-BZT9000
  • 発売日2011年9月15日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格370,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:3TB ●デジタルチューナー数:3 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×2、iLINK端子×1系統2端子、USB×3、LAN端子×1 ●SDカードスロット:1系統 ●消費電力:約29W ●外形寸法:438W×77H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:約7.5kg
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  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMR-BZT910
  • 発売日2011年9月15日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格210,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:2TB ●デジタルチューナー数:3 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×2、iLINK端子×1系統2端子、USB×3、LAN端子×1 ●SDカードスロット:1系統 ●消費電力:約28W ●外形寸法:430W×68H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:約3.8kg

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