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IE 800も強力アピール

【CES】ゼンハイザー「MOMENTUM」にブラックモデル登場 − 伝説の銘機「Orpheus」も展示

2013/01/10 ファイル・ウェブ編集部
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ゼンハイザーは、ラスベガス・コンベンション・センターのSouth Hallに大規模なブースを構えている。

ゼンハイザーは大規模なブースを展開

ブースでもっとも多くのデモ機を用意して猛プッシュしているのが「MOMENTUM」だ。

MOMENTUMは、すでに日本でもおなじみとなりつつあるハイクラスヘッドホンで、レトロな感覚をうまく現代風にアレンジしたデザイン、素材の特性を活かした質感の高い外観も特徴の一つ。ドライバーはダイナミック型で、ハウジングは密閉型。周波数特性は16Hz〜22kHz。

なおMOMENTUMはこれまでブラウンモデルのみが展開されていたが、今回のCESで、ブラックモデルも発表された。赤いケーブルがブラックの筐体によく映え、黒の質感も高い。より精悍になった印象だ。

「MOMENTUM」のブラックモデルが新たに発表された

従来から展開されているブラウンモデル

イヤホンでは、これも昨年日本で導入された「IE 800」を強力アピール。同社の新たなフラグシップモデルで、今回「CES INNOVATION AWARD」も受賞した。

フラグシップイヤホン「IE 800」

そのほかイヤホンでは「CX 985」「CX 890i」をフィーチャー。CX 985はシルバーとブラックのコントラストが美しい、曲線を主体にしたデザインのモデルで、筐体には磨き加工を施した金属を採用。価格は159.95ドル。CX 890は筐体が球形で、柔らかな印象を演出しているモデルとなる。いずれも日本ですでに販売しているモデルだ。

「CX 985」

「CX 890i」


HD 219S

MM 70S

ブース中央にはヘッドホン試聴コーナーを設置。高級ヘッドホンの「HD 800」や「HD 700」、ヘッドホンアンプ「HDVD800」「HDVA600」などおなじみのモデルが置かれ、来場者が熱心に試聴を行っていた。

HD 700

HDVA600

そしてヘッドホン試聴コーナーの奥には、“Orpheus”を展示している。本機は1991年に発売された、真空管アンプと静電型ヘッドホンのセットシステム。ヘッドホン部は「HE90」、ヘッドホンアンプ部は「HEV90」という名称でも知られている。当時の価格は12,900ドルで、300台のみ限定販売された。

Orpheusの音質は語り種になっており、伝説の銘機の一つと言えるだろう。説明員によると、この製品をリバイバルする予定はないとのことだが、この製品のエッセンスがいまだに同社のモノづくりに反映されていることから、今回ブースに展示したのだという。

“Orpheus”のヘッドホンアンプ部「HEV90」

同じく“Orpheus”のヘッドホン部「HE90」

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