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パイオニア「N-50」が来春ALAC/AIFFに対応 − ギャップレス再生や操作アプリ改善も

2012/11/26 ファイル・ウェブ編集部
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パイオニアは、ネットワークプレーヤー「N-50」「N-30」をApple LosslessやAIFF対応にするなどの無償機能アップデートを2013年春に実施することをアナウンスした。くわしい時期については追ってパイオニアサイトにて発表される予定とのことだ。

パイオニアのネットワークプレーヤー「N-50」

今回のアップデートの概要

このアップデートでは、Apple LosslessファイルやAIFFファイルの再生に対応。特にAIFFファイルの対応は、国内メーカーとして初めてとなる。

ALAC/AIFFの再生イメージ図

これにより、iTunesで採用されている全ての音楽ファイル(MP3/WAV/AAC/AIFF/ALAC)の再生が可能になった。

そのほか、ギャップレス再生にも対応。さらに、iOS/Android用操作アプリ「Pioneer ControlApp」の操作性も向上させる。楽曲リストの一覧性を高め、よりアクセスしやすくするほか、ポップアップ式のタイトル表示も可能に。安定性の向上やスクロールスピードの改善などによってスムーズな動作を行えるようにするという。

現行の操作アプリ画面

アップデート後の操作アプリ画面。一度に見られる曲目件数が増えた

長いタイトルは、タッチするとポップアップで確認できるようになった

「N-50」「N-30」は、昨年11月の発売以来ネットワークプレーヤーの販売台数トップを獲得。USB-DAC機能を積んだN-50が特に人気が高いという。また、サポートセンターへの問い合わせも増えており、ネットオーディオに強い説明員を増強するなどの対応を行っているという。

サポートセンターに寄せられる要望や相談は、ALAC再生についてがいちばん多かったという

N-50/N-30は高い人気を誇っているとのこと。なかでも実売の中心はUSB-DAC機能を持ったN-50だという

説明を行った鈴木秀一郎氏は、今回のアップデートを「ユーザからの希望に応えたもの」と語る。「サポートセンターなどに寄せられた意見で、ALACやAIFF、ギャップレス再生に対応してほしいという声は本当に多かった。来年は新機種の発売ではなく、ソフトウェアアップデートで新しい機能を提供していく考えだ。また、そういった機能追加により幅広いユーザーにとって使いやすい製品とし、オーディオマニアから一般音楽ファンにまで市場を拡大したい」(鈴木氏)

パイオニア 鈴木秀一郎氏

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