新フラグシップヘッドホンアンプの内部構造も公開

【ヘッドホン祭】ラックスマン、「P-700u」をさっそく体験可能 - 説明会も開催

ファイル・ウェブ編集部
2012年10月27日
フジヤエービック主催のヘッドホン総合イベント「秋のヘッドホン祭2012」が開幕した。ラックスマンでは前日に発表したばかりの新フラグシップヘッドホンアンプ「P-700u」(関連ニュース)をさっそく体験できるようにしているほか、企画担当者による製品説明会も開催した。

P-700u

背面端子部

「P-700u」は、バランス接続ヘッドホンに対応する、BTL(ブリッジ)接続によるバランス出力を搭載。リアには2系統のバランス入力を、フロントには1系統のバランス出力を備えている。独自の高音質帰還回路「ODNF」の最新バージョンとなる3.0Aを、完全な同一構成で4チャンネル分搭載している。

説明会終了後には内部構造も公開された

なお、通常のアンバランス出力時には、4チャンネル分用意された増幅回路をパラレル駆動することでドライブ力を向上させる構成を採用。この点について、製品企画に携わった同社企画室室長の小嶋康氏は「ドライブ力はP-1u、および単純なBTL出力モードに比べて倍になる。ドライブ力はアンバランスのほうが有利という面白い回路構成になっている」と説明する。

ラックスマン 小嶋氏

P-1uとの大きな違いであるバランス駆動対応という点については、アースが独立しているため、アンバランス駆動での大きな問題点である共通インピーダンス発生などのデメリットをクリアできると説明。ブースでは、サエクコマースが発表したバランスケーブル「SHC-300シリーズ」を使ってバランス接続を試せるほか、バランス駆動ヘッドホンを持ち込んだユーザーでもアンバランス駆動を試せるように変換プラグも用意していた。

アンバランス駆動とバランス駆動の回路図を用いての説明も


サエク「SHC-300シリーズ」を使用してのバランス駆動ヘッドホンを試すことができる
また、小嶋氏は「P-1」から「P-1u」への移行時に廃止した左右のバランス調整ツマミを今回復活させたことなどにも言及。電子制御アッテネーター「LECUA」についても、「L-505uX」に搭載しているソリッドステート方式のものを採用している点も説明した。

左右バランス調整ツマミが復活

ヘッドホンのインピーダンスと能率に合わせた3段階の感度切替なども可能

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