2013年半ばまでに完全子会社化

ソフトバンク、米スプリントを約1.5兆円で買収

ファイル・ウェブ編集部
2012年10月15日
ソフトバンク(株)は、アメリカの携帯電話事業者スプリント・ネクステル・コーポレーション社を買収すると正式発表した。

ソフトバンク孫正義氏とスプリントのダン・ヘッセ氏

ソフトバンクがスプリントの事業に対して約201億米ドル(約1兆5,709億円)の投資を実施。投資総額のうち約121億米ドル(約9,469億円)はスプリントの株主に支払われ、80億米ドル(約6,240億円)は同社の財務体質の強化等に投じられるという。

買収額は約1.5兆円

なお、両社の取締役会で決議された本取引は、スプリント株主による株主総会における承認、競争法上の承認、連邦通信委員会(Federal Communications Commission)による承認その他監督官庁の通常の承認、及び表明・保証違反がない等その他の前提条件の充足(又は放棄)が条件となる。

2013年半ばまでに本取引を完了し、ソフトバンクがスプリントを完全子会社化する予定。

本取引により、両社を合計した顧客基盤は日米市場で最大級に、移動体通信事業の売上高は世界第3位になるという。代表取締役社長の孫正義氏は「AT&T、ベライゾンに匹敵する規模になる」とコメントした。

また、孫氏は「今回の取引は、ソフトバンクがスマートフォンやLTE等の次世代高速ネットワークの知見を活用して、世界最大の市場である米国でモバイルインターネット革命を展開できる素晴らしい機会だと考えている」とコメント。

「日本ですでに実証済みのとおり、ソフトバンクは既存事業者が大きな力を有していた市場に参入し、差別化された商品や革新的なサービスを投入することで、買収したモバイル事業の業績のV字回復及び飛躍的成長を実現させてきた。こうした革新の実績をスプリントの強力なブランド及び現地のリーダーシップと組み合わせることで、米国モバイル市場の競争を活性化させる前向きな一歩を踏み出すことができると確信している」と述べた。

また、スプリントCEOのダン・ヘッセ氏は「今後、ソフトバンクとともに、日本におけるソフトバンクのLTE展開の成功例を学んで当社の高度化されたLTEネットワークを構築できること、カスタマーエクスペリエンスを改善できること、事業の回復を継続できることを大変喜ばしく思っている」とコメントしている。

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