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合弁の“今後”は9月末を期限に検討

ソニー、SDPの液晶事業へ追加出資を行なわないことでシャープと合意

公開日 2012/03/28 11:46 ファイル・ウェブ編集部
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シャープ(株)とソニー(株)は、両社の合弁会社であるシャープディスプレイプロダクト(株)[以下:SDP] について、協議を行ってきたソニーからの追加出資について、今後行わないことで合意した。

両社は2009年7月に大型液晶パネル、および液晶モジュールの製造・販売事業に関する合弁契約を締結(関連ニュース)。ソニーはSDPに対して、合弁契約の条件に従い、2011年4月末までに最大で34%まで段階的に出資することを合意していたが、この追加出資を2011年4月に留保する内容の修正覚書を発表。このたび、この覚書に基づいた上で、ソニーが今後の追加出資を行わないことで、両社が合意したことを明らかにした。

現在ソニーが保有している出資比率にして7.04%のSDP株式の取扱いについては、今回の発表では明らかにされていないが、大型液晶パネル、および液晶モジュールの合弁事業の在り方や取引関係も含めて、2012年9月末を期限に検討が進められるという。

またシャープが、シャープの保有するSDP株式の全部、または一部を第三者へ譲渡するなどの自由が生じた場合には、ソニーは上記の期限を待たずに、シャープに対してソニーが保有するSDP株式の買い取りを請求できるという条件も取り決められた。

シャープ、ソニーともに本件による2012年3月期の連結業績に対する影響は軽微であるとの見通しを示している。

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