パナソニック、ネットワーク強化のプラズマ “VIERA” VT5 − 「フル・ブラックパネルIII」搭載

DLNA連携機能「お部屋ジャンプリンク」が強化

VT5シリーズでは様々なネットワーク機能を充実させたことから、同社では“スマートビエラ”として同製品の魅力をアピールしている。

本体にはIEEE 802.11a/b/g/nに準拠した無線LANユニットを内蔵。これにより、家庭内に無線LAN環境がない場合でも、「シンプルWi-Fi」機能を搭載したBDレコーダー“DIGA”「DMR-BZT920/820/720」とワイヤレスで接続でき、アンテナ線のない別室でもテレビの放送や録画番組を視聴して楽しめる。なお、シンプルWi-Fi搭載のDIGAでは、本機をアクセスポイントにして、対応スマートフォンやキッチンテレビからもテレビ放送や録画番組が視聴できる。この際はサーバー側のDIGAに対しては機器1対1の接続のみが可能。

なおインターネットにつながった無線LAN環境があれば、本機内蔵の無線LANユニットでルーターに接続して、「お部屋ジャンプリンク」などネットワーク機能が活用できる。

テレビ本体にはDLNAサーバー機能に相当する「お部屋ジャンプリンクサーバー」機能を搭載。テレビで受信したデジタル放送や、USB-HDDに録画した番組などの転送機能も備えた。

本機能ではテレビで受信した地上・BS・110度CSデジタル放送やUSB-HDDに録画した番組、SDカードやUSBメモリーに保存した写真や動画などを、本機からワイヤレスで寝室やキッチンなど別室の「お部屋ジャンプリンク」機能に対応したVIERAや、DTCP-IP対応の同社製スマートフォン「P-02D」（NTTドコモ）などに転送し、家庭内の様々な場所で楽しむことができる。またクライアント側がVIERAの2012年モデルとなるVT5/GT5/ET5/ET5/E5シリーズであれば、チャプタースキップやレジューム再生にも対応する。

2月下旬にAndrdid版とiOS版が公開予定のスマートフォン用アプリ「ビエラリモート2.0」では、テレビとスマートフォンの様々な連携機能が使えるようになる。また一部の携帯電話やスマートフォンでは、当アプリを導入しなくても一部の連携機能が楽しめる。

1つめの連携機能は、携帯電話やスマートフォンで撮影し、保存している写真や動画がテレビの大画面に表示して楽しめる機能。2つめはAndroidスマートフォン内の音楽をテレビに送り、テレビに接続したサウンドシステムで高音質に楽しめる。

3つめにはスマートフォンで表示しているウェブページをテレビに送って大画面で閲覧することも可能だ。ウェブページをテレビに表示した後は、スマートフォン側の表示が自動的に「フリーポイント表示」になり、スマートフォンのタッチパネルがトラックパッドとして使えるようになる。本機能については、反対方向にテレビで表示しているウェブページをスマートフォンに送ることも可能だ。

携帯電話、スマートフォンの種類			VT5シリーズに送れるコンテンツ
携帯電話	LUMIX Phone P-03C		写真（JPG）
	LUMIX Phone P-05C
Androidスマートフォン	ビエラリモート2.0無	LUMIX Phone P-02D	写真（JPG/MPO） 動画（MP4）
	ビエラリモート2.0有	LUMIX Phone P-02D、他	写真（JPG/MPO） 動画（MP4） 音楽（AAC/WAV）
iPhone	ビエラリモート2.0有	iPhone	写真（JPG/MPO） 動画（MP4）

その他、スマートフォンをテレビのリモコンとして使える機能や、テレビでのウェブ閲覧時の入力デバイスとして使える機能、「ビエラ・コネクト」アプリのゲームを楽しむ際のコントローラーとして使える機能なども設けられている。