Android&DLNA対応サウンドバーも

<CES>フィリップス、3D対応21対9シネスコテレビを北米でも発売

折原一也
2012年01月12日
フィリップスは、ラスベガスコンベンションセンター近くのホテルRenaissanceにてプライベートブースを構え、同社の北米における薄型テレビ/ブルーレイ/ホームシアターの2012年最新プロダクトを展示していた。

ラスベガスコンベンションセンターとは異なりプライベートブースに近い出展を行っていたフィリップス

ブース内はリビングを模して、シチェーション別にテレビが設置されており、「NetTV」というスマートTVの機能のデモを行っていたw。ほかにも同社のオリジナル機能となる「MediaConnect」もアピールしていた。

「MediaConnect」とは、WiFiを経由してPC/Macの画面を同社のテレビにミラーリング表示できる機能で、2011年モデルから搭載が始まっている。同様の機能はインテルの提唱しているWiDiにもあるが、「MediaConnect」では2012年よりMacに対してもアプリケーションの提供を開始することに特徴がある。フィリップスでは2012年モデルのテレビについて、一部エントリーモデルを除いて全機種で本機能に対応する予定だ。

「NetTV」の機能はVODサービスなどが利用可能ないわゆるスマートTVの機能を表している


PCの画面をWiFi経由で画面全体にミラーリングできるのが特徴。面倒なアプリをインストールすることなくビデオ、写真などにアクセス可能なことをアピールしていた

「MediaConnect」で接続している状態。リアルタイムで映像を圧縮するため若干のクオリティ低下はあるようだ
フィリップスの北米向け薄型テレビの2012年モデルも展示が行われていた。上位機種となる65V/60V型の「FL8997/8907」シリーズはQ4/Q3に発売を予定しているほか、65V/55V/46V型のミドルレンジ「7907」シリーズはQ3、ミドルレンジの65V/55V/46V/42V型の「5907」シリーズはQ3、ローエンドの40V/32V/26V/22V型の「4907」シリーズはQ1に、それぞれ発売を予定している。

ハイエンドモデルとなる「FL8997/8907」シリーズはエッジタイプのLEDバックライトを搭載しており、120Hz駆動のパネルを採用。「Pixel HD」エンジンによる高画質化に対応しており、エッジを採用しているので、パネル部分もスリムなデザインになっている。オーディオ部には「SRS TruSurround HD」のサラウンドを採用。両シリーズの違いは3D表示に対応している点のみだ。NetTVの機能としては「Netflix」「VUDU」のVODに加え、「MediaConnect」にももちろん対応している。

こちらはミドルレンジの「7907/5907」シリーズ。エッジLEDによるスリムなデザインが特徴

薄型テレビについてはユニークな製品として、21対9シネスコ型の液晶パネルを採用したスマートTVとして58V型サイズの「Cinema 21:9」が展示されていた。搭載する液晶パネルは2,560×1,080画素を備えており、映画の21対9、2.39対1の表示に対応。映画向け用途を喚起するため、スクリーンサイズ147cmというコピーもうたわれている。LEDエッジライトのローカルディミングに対応することで、アクティブコントラストは10,000,000対1を実現しているという。シネスコサイズで制作された映画の視聴はもちろん、3D視聴にも対応。「3DMax」という、フィリップスの高品位な3D再生を可能にしたハイクラスシリーズにラインナップするモデルとして訴求されている。他にもスマートTV的な機能として、ネットとテレビとのマルチビューの実用性もアピールしていた。

その他の機能として、他のテレビのラインナップと同じく「NetTV」機能も搭載する。なお本製品はコンセプトモデルではなく、今年中には北米でも発売される予定の製品であるという。価格は6,000ドル程度になるとのこと。なお、欧州では58V型のほかに50V型モデルもラインナップされている。

欧州で発売されている21対9シネスコテレビは今年中に北米でも発売が予定されている

こちらは3D表示の新GUIのデモ。3Dに適したGUIを検討中で、来場者の反響を見ているとのこと


IFAでもデモ展示を行っていたDual Viewの機能。3Dメガネの時間分割機能を利用して左右の視聴者に別の画面を表示する
北米向けBDプレイヤーのラインナップも展示されていた。現在のラインナップは最上位の「BDP5406」のほかエントリーの2モデル。両モデルともWiFiをビルトインしており「Netflix」「VUDU」の映像配信にサービスにアクセス可能。どちらも既に発売済みだ。

上位機種の「BDP5406」。スリムタイプでWiFiをビルトイン、店頭価格は129ドル程度で既に発売済みだ。

北米向けのホームシアタースピーカーのラインナップも展示されていた中で、Android対応を謳うシアタースピーカーがラインナップされていたので紹介しておきたい。サウンドバータイプのデザインにサブウーファーの付属する「CSS5123」というモデルで、テレビやBD/DVDプレイヤーとHDMI端子で接続できるほかにWiFiをビルトインしており、DLNAによってAndroidのスマートフォンからストリーミングで音楽を再生する機能を搭載する。

Android&DLNA対応の「CSS5123」。他のシアタースピーカーがブラックを基調としているのに対して、シルバーとブラックのツートンとなる欧州デザインのモデルだ。市場想定価格は349ドル

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