ハイエンド〜エントリーモデルまで幅広くラインナップ

【CES】ソニー、“CyberShot”新モデル11機種を発表 − 3Dスイングパノラマ機能が進化した「DSC-TX100V」など

会田 肇
2011年01月09日
ソニーはCES2011でコンパクトデジタルカメラ"CyberShot”新モデル全11機種を発表した。

このうち上位機種となるDSC-TX100V、DSC-HX7V、DSC-WX10、DSC-WX9、DSC-TX10の5機種には1/2.3型 有効1,620万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載。従来から搭載する3Dスイングパノラマに加え、新たに3D静止画モードを搭載するなど、より高機能化を図っている。

この3D静止画モードは、スイングしなくてもフォーカス位置が異なる二つの撮影画像から深度を計算し3D再生に必要な左右の視差を生成するようになるものだ。モニターは2D表示となるため、3D鑑賞には別売のHDMI端子で3D対応TVを用意する必要がある。さらに1,920×1,080/60iのフルHDによるAVCHD動画記録も撮影でき、今回発表された中で最上位機種となるDSC-TX100Vのみ1,920×1,080/60pの記録に対応している。AVCHD動画撮影中に静止画記録を可能(60p記録時は除く)にしたのも見逃せないポイントだ。

このうちTX100VはGPS機能と電子コンパス機能を搭載し、ズームは光学4倍。Tシリーズならではの電源連動カバーも備える。モニターは3.5型のタッチパネル式有機ELを採用し、価格は$380で3月に発売を予定する。

Tシリーズ中、最上位機種となるDSC-TX100V。有機ELを採用したモニターはサイバーショット史上、最高画質を謳う

DSC-TX100Vの背面部

HX7VはHX5Vの後継機となるもので、GPS機能に電子コンパスを組み合わせ、光学10倍ズームレンズも搭載する。液晶モニターは大幅にグレードアップし、3型92万ドットとなった。両機種とも高速無線転送技術として昨年より採用されてきたTransfer Jetにも対応する。価格は$300。

DSC-HX7V。旧モデル・HX5Vに比べてモニターの画質が大幅に向上。グリップ部も一段としっかりとしたものなってホールド性が良くなっている

DSC-HX7Vの背面部

一眼レフ並みのAF速度と精度を実現したのがDSC-WX10だ。ハイスピードリニアフォーカスと呼ばれる新技術によって実現したもので、機械式ギアの代わりにオーディオスピーカーでも使われるマグネットコイルでフォーカス駆動を行うのだという。液晶モニターは2.8型と少し小さくなるが、それでも画素数は46万ドットを確保している。価格は$280を予定する。WX9は普及価格を実現しながら高画素CMOSによる高解像度な画像が撮影できるのが特徴。タッチパネルは搭載しないが、使いやすいコントロールホイールを採用して操作性を向上させている。価格は$220。

DSC-WX10。コンパクトなボディにF2.4、光学7倍ズームを搭載したこだわりのモデル。小さいサイズながら高画質を実現したい人向け

DSC-WX10の背面部

TX10は防水・耐衝撃性を高めたTX5の後継機となるモデルで、約5mの水深性能と、高1.5mからの耐衝撃性能を確保しながらフルHD記録を実現。レンズは光学4倍ズームで、モニターは新たに静電容量方式タッチパネルを採用した3型92万ドット仕様を採用した。価格は$330を予定する。

耐水性や耐衝撃性を向上させながらフルHD撮影に対応したDSC-TX10。静電容量方式タッチパネルで使い勝手が向上している

DSC-TX10の背面部

普及価格帯のモデルでは計6機種が発表された。まず光学10倍ズームを搭載するCCDモデル・DSC-H70の有効画素は1,610万画素。動画記録はMP4による720p記録が可能で、アクティブモードが使える手ブレ補正機能も搭載する。デザインはHX7Vと共通のものだが、液晶モニターは3型23万ドットにとどまる。価格は$230。

DSC-H70。昨年のH55の後継機で、デザインはHX7Vと共通。機能も充実しており、価格と実用性を重視するなら意外に買いかも

DSC-H70の背面部

TシリーズのローエンドモデルがDSC-T110。モニターは3型23万ドットにとどまるが、インターフェースにタッチパネル方式を採用。撮像素子は1,610万画素CCDを採用し、MP4による720p動画が撮影できる。価格は$230ドル。

スタイリッシュなTシリーズでもっとも安いDSC-T110。カラバリも茶色を用意するなど、なかなか洒落ている

DSC-T110の背面部

共通のデザインを持つのがDSC-W570とDSC-W560。W570は光学5倍ズームを搭載し、撮像素子は有効1,610万画素CCDを採用。W560は光学4倍ズームで撮像素子は有効1,410万画素CCDとなる。価格はそれぞれ$180、$160。

そして、シリーズ中、ローエンドとなるのがDSC-W530と、DSC-W510。ズームは双方とも光学4倍ズームで、搭載した撮像素子が異なり、W530が有効1,410万画素、W510が有効1,210万画素となる。価格はW530が$130、W510が$110。

ローエンド機となるDSC-W530。この価格帯でも「おまかせオート」や「スイングパノラマ」を搭載する

DSC-W530の背面部

米国での発売時期はWシリーズが2月、それ以外はすべて3月を予定している。

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