ネット動画も7.1ch再生で楽しめる

【CES】ドルビー、新技術「PCEE」などでネットコンテンツ高音質化をアピール

ファイル・ウェブ編集部:風間雄介
2011年01月08日

大規模なブース展開を行ったドルビー
ドルビーは、Central Hallに大規模なブースを展開。同社の様々なオーディオ技術をじっくりと体験することができる。


様々なコンテンツを使ってデモを行っていた

こちらは別のデモ
今回の出展の目玉はやはり、先日の「CES Unveiled」で披露されたPC向けの新しいオーディオ技術「DOLBY HOME THEATER v4」と「DOLBY ADVANCED AUDIO v2」だ。

同社では、この2つを合わせて「ドルビーPCエンタテインメント・エクスペリエンス・プログラム」(ドルビーPCEEプログラム)と呼んでおり、AcerのノートPC「Aspire Ethos」「Aspire Z」シリーズに搭載される。

「DOLBY HOME THEATER v4」は、パッケージソフトはもちろん、ネット動画や圧縮音楽データなど、様々なコンテンツに対応している点が特徴。

DOLBY HOME THEATER v4は、2chソースをサラウンドに拡張する機能やバーチャルサラウンド再生機能、人の声を聴き取りやすくする機能、コンテンツ間のボリュームの差を揃える機能、グラフィックイコライザー機能など多くの機能を備える。

またHOME THEATER v4の特徴的な機能として、音声信号をリアルタイムに分析し、自動的にイコライジングを行う「Intelligent equalizer」機能も挙げられる。

「DOLBY HOME THEATER v4」は専用の部屋を設けてデモを展開

専用のアプリケーションも開発した

さらにドルビーでは、ドルビーPCEEプログラムのON/OFFや調整が行えるPC用アプリケーションも開発。アプリケーションをPCメーカーに供給し、これらの機能をフル活用できる体制を整えたという。

■VODやネット動画の高音質化をアピール

米国で人気のVODサービスのVuduでは、一部のコンテンツがドルビーデジタルプラスで配信されている。同社のブースデモでは、Harman KardonのAVアンプなどを使って、Vuduのコンテンツを7.1chで再生。パッケージだけでなくネット動画も7.1ch再生が可能とあって、多くの来場者の注目を集めていた。

ほかには、Netflixのストリーミング動画をドルビーの技術でサラウンド音声に拡張して再生するデモや、スマートフォンに搭載された「Dolby MOBILE」で、ネット動画を高音質化するデモなどを展開していた。

「Dolby MOBILE」を搭載したLG製スマートフォン

さらに、ゲーム関連ではボイスチャットをサラウンドで行えるという「Dolby AXON」をアピール。デモにはゼンハイザーのヘッドホンが使われていた。

ボイスチャットもサラウンド化する「Dolby AXON」

同社はほかにも数多くのデモを展開しているが、BD/DVDなどのパッケージソフトだけでなく、PCやスマートフォンなどで楽しむネット動画や圧縮音源などを高音質化するソリューションのアピールに注力していた印象だ。

映像や音楽を楽しめるデバイスの種類や数が増え、コンテンツのビットレートの大小もますますレンジが広がっているが、ドルビーはこのような状況だからこそ、高音質化技術のニーズが大きいと見ているようだ。

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