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初回100台は真鍮プレートも

ビクター、3D対応D-ILAプロジェクター最上位機「DLA-X9」を発売 − ネイティブコントラスト比10万対1

公開日 2010/11/19 17:36 ファイル・ウェブ編集部
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DLA-X9
ビクター・JVC は、独自開発のD-ILAデバイスを採用した3D対応D-ILAプロジェクター「DLA-X9」を12月中旬に発売する。価格は1.050,000円(税込)。

12月上旬発売予定の「DLA-X7」「DLA-X3」(関連ニュース)の上位機にあたるモデル。米国では既に発売がアナウンスされていたが、今回国内導入が明らかにされた格好だ。

D-ILAデバイスやワイヤーグリッドなどのパーツに厳選したものを採用し、光学系をブラッシュアップ。DLA-X7はネイティブコントラスト比70,000対1だが、DLA-X9では100,000対1と、業界最高の数値を実現した。

また、保証書記載のアフターサービス内容を3年間に延長したほか、初回限定100台は真鋳製の“エンブレムプレート”にシリアルナンバーを刻印しているのがDLA-X9だけの特徴。そのほかの仕様はDLA-X7とほぼ同等となる。

フレームシーケンシャル方式の3D映像表示に対応。別売のアクティブシャッター方式の3Dメガネ「PK-AG1」(17,850円/税込)および3D映像のシンクロエミッター「PK-EM1」(9,450円/税込)を使用することで立体視が行える。

2D表示では、動画ボヤケを抑える「新クリア・モーション・ドライブ」を搭載。中間フレームを生成する補間モードに加え、新たに黒挿入モードも備え、クッキリとした動画表示を可能にした。

「THX 3Dディスプレイ規格」 の認証も取得。これを取得するため、色再現性やクロストーク、視野角やビデオ処理など400以上の厳しい画質テストをクリアしたという。

ランプには220Wの超高圧水銀ランプを採用。映画館で使用されているキセノンランプの特性に合わせた色温度設定モード「Xenonランプ光源色」も利用できる。輝度は最大1,300ルーメンを実現している。

レンズは2倍電動ズームで、レンズシフト幅は上下80%、左右34%。

そのほか、色再現技術「Real Color Imaging Technology」を搭載。新カラーフィルターの搭載でAdobe RGBを100%カバーしたほか、独自開発の新LSIにより、色彩制御ポイントを従来の10倍に拡大させた。フィルムやアニメ、ビデオ、ステージなど12種類のカラープロファイルもあらかじめ用意されている。

画質調整機能も豊富。R/G/B/Cy/Mg/Yeの6軸に、新たにOg(オレンジ)軸を追加した7軸のカラーマネジメントが行えるほか、ガンマやコントラスト、輝度のバランスを保ちながら明るさの調整が行える「フィルムトーン」、暗部と明部をそれぞれ独立して簡易調整できるる「暗部・明部補正機能」なども備えている。

Ver.1.4aのHDMI端子を2系統搭載し、3D、DeepColorや1080/24p入力、HDMI CECによるコントロール機能にも対応。アナログPC入力やLAN、リモートコントロール端子も備えており、トリガー端子、RS-232C端子は各モデルともに備えている。

【問い合わせ先】
日本ビクター お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルD-ILAプロジェクター
  • ブランドVICTOR
  • 型番DLA-X9
  • 発売日2010年12月中旬
  • 価格¥1.050,000(税込)
【SPEC】●表示デバイス:フルハイビジョン対応D-ILA デバイス ●パネルサイズ:0.7インチ×3(16:9) ●解像度:1920×1080 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ ●レンズシフト:上下80%、左右34% ●投影サイズ:60インチ〜200インチ ●光源ランプ:220W超高圧水銀ランプ ●輝度:1,300lm ●コントラスト:100,000対1 ●ビデオ入力端子:HDMI×2、コンポーネント1、PC入力1、トリガー端子、RS-232C、LAN端子、リモート端子、3Dシンクロ ●騒音レベル:20dB(ランプ標準モード時) ●消費電力:350W(スタンバイ時0.9W) ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:15.1kg