「世界初」がてんこ盛り

シャープ、3D/BDXL対応BDレコーダー「BD-HDW700/70」の説明会を開催

ファイル・ウェブ編集部
2010年08月03日
シャープは、7月末に発売したBDレコーダー「BD-HDW700」「BD-HDW70」の説明会を開催した。すでに製品概要は発表会のニュースでお伝えしているが、改めてこの注目製品の詳細を紹介しよう。

「BD-HDW700」

同社 デジタルメディア事業部 副事業部長 兼 商品企画部長の松浦文俊氏は冒頭、レコーダーの国内需要動向について説明。レコーダー全体の市場規模が、2010年度は600万台に迫ると説明した上で、中でも「最近ではBDレコーダーの伸びが顕著だ」とし、今年度には500万台規模になるとの予測を示した。

国内需要予測。BDレコーダーの構成比が拡大

このレコーダーの人気の背景について松浦氏は「やはりエコポイントによってテレビ自体が伸びていることが大きい」と分析。ただし「エコポイントが終了してからも、ポイントの引換タイミングなどを考えると、2010年度いっぱいは前年度比増を維持するだろう」という。さらに今後の需要についても、「2011年はアナログ放送の停波、2012年にはロンドンオリンピックがあり、需要は堅調に伸びていくはずだ」と予測した。

続いて製品の特徴紹介に移った松浦氏は、3Dに対応したことをアピールしながらも、BDXLに世界で初めて対応したことを強調。

BDXLは、これまで2層が上限だったデータ記録層を3層/4層に多層化したもの。規格には100GBの3層 -RE/-Rディスクと、128GBの4層 -Rディスクが定義されている。HDW700/HDW70は、これらの規格全てに対応する。当初は3層/100GBのBD-Rを自社ブランドで販売し、将来的には4層ディスクの発売なども行う予定だ。

BDXLに対応。3層・100GBのディスクが用意され、長時間の録画ができる

松浦氏は100GBという容量について、「連続ドラマが11話として、初回や最終回に延長があった場合でも、すべてをDRモードでまるごと録画できる」とし、「さらに5倍モードを使えば大河ドラマ1年分を1枚に記録できるし、10倍モードならば、8カ国語分の語学講座を半年分録画できる」とも説明。大容量のメリットを具体例によってアピールした。

また松浦氏は、「3Dでは映像だけでなく音声も重要になる」とし、ヘッドホンでバーチャルサラウンドが楽しめるよう、ドルビーヘッドホン機能を内蔵したことをアピール。DTS-HD Master AudioなどのHDオーディオなども、一度本体内でデコードし、その後ドルビーヘッドホンでバーチャルサラウンド処理を行うという。

ドルビーヘッドホン機能を内蔵

なお本機と同時に、オープン型の「VR-HSA100」、密閉型の「VR-HSB10」という2機種のヘッドホンが同時に発売されたが、両機ともパイオニアのヘッドホン技術をベースに、BD-HDW700/HDW70との使用を想定し、最適化したチューニングが施されているという。

そのほか、回路や電源も強化。パーツについても電解コンデンサーや電源回路のコンデンサーを使用するなど、オーディオ用のハイグレードのものを多用した。電源ケーブルも着脱可能で、インレットは3P仕様となる。またキャビネットも防振設計を施し、音質や画質の向上に寄与しているという。

さらに、同社製品として初めてHDMI出力を2系統備え、片側はオーディオ専用のサブ端子としたことも特徴だ。

松浦氏は、AQUOSブルーレイの特徴であるMPEG-4 AVC/H.264トランスコーダーについても説明。他社のレコーダーで一般的なエンコーダーと異なり、シャープのトランスコーダーでは、放送で送られてきたMPEG-2の動きベクトルやレート配分データ、AAC 5.1chのサラウンド音声、番組連動データ、字幕データなどをそのまま記録する。これはモードを問わず、10倍AVC録画時でもこれらのデータは記録される。ただし長時間モードの場合は、番組連動データをカットするかどうかを選択することができる。

MPEG-4 AVC/H.264トランスコーダー

AVCの2番組長時間録画時でもBD再生が可能

「シャープのAVC録画は、MPEG-2を『半解凍』するようなイメージ。なぜこういうことをするかというと、放送局が持つ高精度なエンコーダーで圧縮したデータをそのまま活用しながら圧縮でき、高画質をキープできるからだ」(松浦氏)。

とは言え長時間のAVC録画では、どうしても圧縮ノイズが目立ちがちだ。これを解消するため、映像ノイズやSD画質の映像の荒さなどを低減し、クリアに再生する「微細化高画質」も搭載されている。

BD-HDW700/70は録画機能も充実している。マルチタスク機能が充実しており、2番組長時間モードで録画中でも同時にBDの再生、ダビングができる。さらに、スカパー!HD(DRモード)とあわせて、3番組同時録画が可能なのもシャープ製品だけの特徴だ。

ネットワーク機能も強化され、無線LANユニットを内蔵。これもBDレコーダーとして業界初で、IEEE802.11a/g/nに対応している。ただし本機能は、10月頃に予定されているソフトウェアアップデートによって利用可能になる。松浦氏は、無線LANが内蔵されていることで、DLNAによるホームネットワーク機能や、アクトビラなどのネットワークサービスがより手軽に利用できると、そのメリットを強調した。

背面端子部。HDMI出力は2系統を装備。その上に出っ張っているのが無線LANユニットだ

BDレコーダーとして業界で初めて無線LANユニットを内蔵

そのほか、BD-HDW55から採用された、EPGや録画リストからかんたんに番組を検索できる機能「カンタン番組検索」も搭載。さらにタイトルを文節ごとに区切り、類似番組を探し出すことが可能な機能も備えるなど、番組検索機能が充実している。

録画した番組は様々な方法でグルーピングして表示することが可能

番組の特徴から検索する機能も備える

【問い合わせ先】
シャープ(株)
お客様相談センター
TEL/0120-001-251

関連リンク

関連記事