【更新】東芝、全機種「LEDパネル」＆「録画機能」搭載の“REGZA”3シリーズを発表

VARDIAで培った「オートチャプター機能」をREGZAにも

同社のデジタルビデオレコーダー「RD-X9」（関連ニュース）など、VARDIAシリーズに採用されているオートチャプター機能「マジックチャプター」が、“REGZA”としては初めて、Z1シリーズに投入された。

これにより録画タイトルの本編とCMを自動チャプター分割して、本編またはCMのいずれかのみを視聴することができる。ほかにもニュースのテーマの変わり目など、シーンの変化を検出してチャプター分割する「シーン検出」や、コンテンツ中の音楽だけを検出してチャプター分割する「音楽検出」も可能。なお、本機能はデジタル放送をシングル録画している場合のみ使用でき、W録で録った場合は使えない。

EPGが高速起動に。視認性もアップした

EPGは「レグザ番組表・ファイン2」に進化し、全3シリーズが搭載する。H9000シリーズで約2.8秒だった起動時間が、RE1では約1.8秒に短縮されている。全体の視認性も改善され、ユーザーが任意に設定できるジャンルごとの「色分け表示」が3色から5色になったほか、文字が大きく、番組説明欄が見やすくなった「4時間番組表示」を追加。番組の並び順を“チャンネル番号の若い順”に優先的に表示できる機能も設けられている。

なお、最大予約録画件数は32件/週から64件/週に増やされている。

一覧には番組ごとの“タテの区切り線”が設けられたほか、録画予約されたコンテンツには左側に赤いオビが表示される。ミニ番組表の起動時は、ZX9000シリーズまでは、呼び出し時にいったん黒画面が表示される「映像ミュート」が発生したが、今回のシリーズではこれを削除し、より素速い表示を実現した。

録画・再生・視聴機能がより使いやすくなった

録画リストには「未視聴」のタブが追加され、選択すると録画してからまだユーザーが視聴していない番組だけを一覧表示できる。番組リストの表示数は8から10に増え、1番組あたりの表示文字数も拡大したことで、番組のタイトルなどをより見やすく表示できるようになった。

ユーザーが任意に設定できる「マイカテゴリー」による仕分け機能も追加された。マイカテゴリーは、プリセットにない任意のジャンルや家族別など、ユーザーが自由に設定でき、録画後はタブで切り換えて「マイカテゴリー」の一覧のみを表示することも可能だ。録画した任意のタイトルを、後からマイカテゴリーに移動したり、カテゴリー名を後から変更することも可能だ。「マイカテゴリー」は一般的な「フォルダ」機能と異なり、録画タイトルに仕分け用途の“タグ情報”を追加するだけなので、後で録画した番組を「すべて」タグで一覧表示することができ、家族で録画コンテンツを共有する際などにも便利なように工夫している。

さらにZ1シリーズは、録画した番組から本編だけを再生する「おまかせプレイ」機能を、録画リストから選ぶことができる。

またZ1シリーズは録画した番組に、先述のマジックチャプターだけでなく、ユーザーが録画タイトルの任意の場所にチャプターを打てる「編集機能」も備える。

そのほか、Z1シリーズだけがSDメモリーカードへのワンセグ録画に対応しており、SDメモリーカードに記録されたAVCHD形式のハイビジョン映像もダイレクトに再生できる。本シリーズのみ搭載する「オートスタートメニュー」では、USB端子やSDスロットにメディアが挿入されると、自動的に「動画・写真・音楽」の再生ナビがポップアップする機能を搭載している。

番組視聴機能については、Z1シリーズが「デジタルダブルウィンドウ2」に対応する。「録画番組＋放送番組」「放送番組＋放送番組」「インターネット＋放送番組」の組み合わせで2画面同時再生が楽しめる。「放送番組＋放送番組」についてはBSと地デジなど、種類の異なる放送が2番組同時に視聴できる。