HOME > ニュース > 【更新】パナソニック、世界初の「Blu-ray 3D」対応BDレコーダー“DIGA”3機種を発売

スカパー!HDのハイビジョン録画にも対応

【更新】パナソニック、世界初の「Blu-ray 3D」対応BDレコーダー“DIGA”3機種を発売

公開日 2010/02/09 09:36 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

AVCでのフルHD2番組同時録画に対応

3モデルともにデジタルチューナーをダブルで搭載。先行発表の「DMR-BW880」などに採用された、第4世代のMPEG-4 AVC/H.264エンコーダー「新アドバンスドAVCエンコーダー」を搭載することにより、AVCでの2番組同時録画に対応。録画モードにビットレート2.4Mbpsの「HBモード」を設け、「フルハイビジョンW 10倍長時間録画」を実現した。2番組同時録画時の録画先はHDDとHDD、またはHDDとBDとの組み合わせとなる。2番組同時にAVC録画を行う際には、それぞれに異なる録画モードを設定することも可能だ。


AVCでのフルHD2番組同時録画に対応
AVCでの2番組同時録画中に、両方の番組でオートチャプターを打ったり、持ち出し番組を記録できる機能は「DMR-BW880」などと同様。また、2番組AVC同時録画中の追っかけ再生や、 HDDに録画済みの番組を再生することも可能だ。この場合は一方の録画を一時的にDRモードで録画し、電源オフ中に元の録画モードに自動変換する。また、長時間録画時でも放送されているAAC音声をそのまま記録できる音声無劣化記録に対応する。AVCREC機能も備え、ハイビジョン映像をDVDに記録することもできる。

「スカパー!HD」のハイビジョン録画に対応

レコーダーと「スカパー!HD」チューナーをLAN接続することで、チューナーの番組表から連動して録画予約が行える。なおスカパー!HDのコンテンツはDRモードでのみ録画が可能だが、内蔵HDDへ録画後にAVC変換して残すこともできる。またBDディスクにダビング(ムーブ)することも可能だ。

また「スカパー!HD」で放送された番組を「新・番組持ち出し」機能により、SDカード経由やUSBケーブル経由で書き出してワンセグ対応の携帯電話などで再生して楽しめる。書き出し時には640×360の高画質モードと320×180のワンセグ放送画質が選べること、アクトビラ ビデオ・ダウンロードやハイビジョンムービーで撮影した映像も書き出せることは、先行発表の「DMR-BW880」などの仕様と同じになる。なお、AVC 2番組同時録画中に持ち出し用の録画を行う際はワンセグ画質となる。

「番組持ち出し」機能はより高画質に、軽快に進化した

最上位「DMR-BWT3000」が実現した“再生クオリティへのこだわり”

今回発表の3機種ともに、DeepColorやBD-Live、HDオーディオのビットストリーム出力とデコード出力、圧縮音声の調波成分を復元する「マルチチャンネル デジタル リ.マスター」を搭載する。DMR-BWT3000/BWT2000は光デジタル出力と同軸デジタル出力を1系統ずつ、DMR-BWT1000は光デジタル出力を1系統装備する。

3機種ともにHDMI伝送時にアンプ側でオーディオ・クロックを生成する際に発生するジッターを低減するシステムを搭載。BWT3000では、オーディオ専用のクロック生成回路を搭載し、さらなる低ジッタ化を実現している。またBWT3000/BWT2000の2機種はMAINとSUBと2系統のHDMI出力を備え、両方の端子へ同時に映像と音声が出力できるほか、SUB側出力を「音声専用出力」に設定し、より高音質な再生環境を実現することも可能だ。HDMI端子はVer.1.4 HighSpeed/3D対応。

BWT3000の背面端子部。HDMIは2系統を備える

フロントパネルを開いたところ。SDカードスロットやUSB端子を搭載する

2009年発売のフラグシップモデル「DMR-BW970」(関連ニュース)に搭載された「階調ロスレスシステム」がさらに進化し、ハイビジョン画質の映像に加えてSD画質の映像でも、輝度信号・色信号の処理システム全体を最適化することで、演算精度劣化による階調ロスを徹底排除している。最上位機のBWT3000にはパナソニックのプロジェクター製品に搭載されていた「ディティール・クラリティ・プロセッサ for BD」が搭載され、BDディスク再生時にはフルハイビジョン映像をシーンごとに4つの周波数帯に分けて分析・最適処理を行うことで質感豊かな映像を再現できる。

また各機種はDVDなどSD画質の映像を高画質にアップコンバートする「超解像技術」を搭載。HDMI出力は1080/60p・1080/24p対応。アニメコンテンツを高精細に再生できる「アニメモード」も採用されている。

BWT3000は高音質再生にもこだわり、巻き線にOFCを使用したOFC電源トランスをデジタルチューナー搭載のBDレコーダーとして初めて採用している。また192kHz/32bit対応高音質DACや、ピュアオーディオ用コンデンサ、ローノイズオペアンプ、OFC電源ケーブルなどの高音質パーツを各所に用いている。さらに本体に伝わる振動を大きく軽減するため、セラミックインシュレーターの搭載や内蔵HDDのフローティング構造、ドライブの制振・吸音カバーも採用されている。

またBWT3000だけが、ディスク再生時にHDDやチューナーを停止させ、音質に影響を与えるノイズと振動源を抑える「シアターモード」や、真空管の音質をエミュレートする「真空管サウンドモード」を搭載している。

その他、全機種がDeepColorやBD-Live、HDオーディオのビットストリーム出力とデコード出力、圧縮音声の調波成分を復元する「マルチチャンネル デジタル リ.マスター」を採用するほか、BWT3000/BWT2000は光デジタル出力と同軸デジタル出力、BWT1000は光デジタル出力を備えている。

充実した録画機能

EPGは全機種が最大19チャンネル、12時間の高精細表示が可能な「フルハイビジョン番組表」を採用。3/5/7/9/11/15/19チャンネル表示に切り替えも可能。スポーツ/ドラマ/映画/音楽/アニメのジャンル別に番組を色分け表示でき、見やすさを高めている。また特定ジャンルだけが表示できる「ジャンル別番組表」や、選んだ局だけを表示する「お好み番組表機能」も採用する。

録画予約時には、該当番組を出演者や番組名を直接入力して探せる「フリーワード検索」に対応。Gガイドが提供している「注目番組」機能や、WOWOWの番組の特集をワンタッチで一括予約できる「特集まとめて予約」、最大40日先の番組まで予約録画できる「1ヵ月番組表」も利用できる。録画予約件数は最大128番組、BWT3000は最大3,000件の録画が可能。番組1本あたりの最長録画時間は、8時間を区切りにいったん分割される仕様となっている。

録画予約については「ディモーラおまかせ自動録画」にも対応しており、外出先から携帯電話やパソコンを使って自宅のレコーダーに録画予約設定が行える。パソコンからキーワードや検索条件を設定して、条件に当てはまる番組をすべて自動で録画することもできる。

録画時には先述のオートチャプター対応AVC 2番組同時録画や持ち出し用コンテンツの同時録画が行える。またデータ放送をカットして録画する機能も搭載する。

録画済みコンテンツは、最新分18番組を自動分類して表示する「最新録画番組」ラベルを採用し、録画したコンテンツを“死蔵”させることなく楽しむことができる。レコーダー入門者にはBDディスクなどへのダビングを易しくガイドする「かんたんダビング」機能が利用できる。同じモードで録画した番組であれば、別々のコンテンツを1つの番組として結合する「番組結合」機能も搭載しており、例えばドラマ1クール分の録画番組をいったん内蔵HDD内でダビングして、ダビング後のコンテンツを編集してから“結合”させ、ドラマ1クール分を1つの番組としてまとめることも可能だ。BDドライブはBD-Rの最大6倍速記録のほか、BD-R LTH TYPEにも対応している。

HDDを内蔵する“VIERA Rシリーズ”に録画した番組のダビングも行える。テレビとレコーダーをホームネットワーク(LAN)経由で接続後、テレビのHDDに標準/長時間録画モードで録画した番組をレコーダーのHDDにダビング、以降BDアーカイブをつくることも可能だ。

BDドライブは本体向かって左側に配置されている

3機種とも本体にi.Link端子も備え、CATVチューナーから直接レコーダーの録画予約を行ったり、D-VHSのライブラリーをレコーダーのHDDにダビングすることもできる。BWT3000/BWT2000は本体の前面・背面に1系統ずつのi.Link端子を備える。BWT1000は1系統を搭載。他にも音楽CDからレコーダーのHDDに音楽を保存して再生できる機能や、留守中の来客を動画で録画できる「ドアホン録画」、対応センサーカメラの録画ができる「センサーカメラ連携」などもDMR-BW880同様に搭載している。

次ページネットワーク機能も充実/本体&リモコンのデザインも進化した

前へ 1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックやデータを見る
  • ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMR-BWT3000
  • 発売日2010年4月23日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)
●内蔵HDD:2TB ●デジタルチューナー数:2 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/BD-R LTH TYPE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●音声記録圧縮方式:ドルビーデジタル(XP、SP、LP、EP、FRモード:2ch記録)、リニアPCM(XPモード時のみ切換可:2ch記録)、 MPEG-2 AAC(DR、HG、HX、HE、HL、HM、HBモード、デジタル放送記録時、最大5.1ch記録) ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル放送、地上アナログ放送 ●出力端子:HDMI×2、D4映像×1、S映像×1、コンポジット映像×1、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1、2chアナログ音声×1 ●入力端子:S映像×2、コンポジット映像×2、2chアナログ音声×2 ●その他端子:i.Link1系統2端子、USB×2、SDメモリーカードスロット1 ●消費電力:約35W ●外形寸法:430W×68H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:4.2kg
  • ジャンルHDD+BD+DVDレコーダー
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMR-BWT2000
  • 発売日2010年4月23日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)
●内蔵HDD:1TB ●デジタルチューナー数:2 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/BD-R LTH TYPE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●音声記録圧縮方式:ドルビーデジタル(XP、SP、LP、EP、FRモード:2ch記録)、リニアPCM(XPモード時のみ切換可:2ch記録)、 MPEG-2 AAC(DR、HG、HX、HE、HL、HM、HBモード、デジタル放送記録時、最大5.1ch記録) ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル放送、地上アナログ放送 ●出力端子:HDMI×2、D4映像×1、S映像×1、コンポジット映像×1、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1、2chアナログ音声×1 ●入力端子:S映像×2、コンポジット映像×2、2chアナログ音声×2 ●その他端子:i.Link1系統2端子、USB×2、SDメモリーカードスロット1 ●消費電力:約31W ●外形寸法:430W×59H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:3.4kg
  • ジャンルHDD+BD+DVDレコーダー
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMR-BWT1000
  • 発売日2010年4月23日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
●内蔵HDD:750GB ●デジタルチューナー数:2 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/BD-R LTH TYPE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●音声記録圧縮方式:ドルビーデジタル(XP、SP、LP、EP、FRモード:2ch記録)、リニアPCM(XPモード時のみ切換可:2ch記録)、 MPEG-2 AAC(DR、HG、HX、HE、HL、HM、HBモード、デジタル放送記録時、最大5.1ch記録) ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル放送、地上アナログ放送 ●出力端子:HDMI×1、D4映像×1、S映像×1、コンポジット映像×1、光デジタル音声×1、2chアナログ音声×1 ●入力端子:S映像×2、コンポジット映像×2、2chアナログ音声×2 ●その他端子:i.Link1系統1端子、USB×1、SDメモリーカードスロット1 ●消費電力:約31W ●外形寸法:430W×59H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:3.3kg