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CESでも人気の3Dモーション・ジェスチャー・コントロール

【CES】東芝、3D対応BDプレーヤーの詳細に迫る − CELL TVのリアルタイム2D→3D変換デモ等を取材

2010/01/09 AV REVIEW編集部・小澤貴信
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プレス・カンファレンスにて発表された北米版“CELL TV”と、その3D対応が注目を集めた東芝。ラスベガス・コンベンション・センターの同社ブースでは、3Dを中心とするCELL TVのデモンストレーションが前面に押し出された。

なお、日本国内ではCELLレグザと呼ばれているが、米国では「CELL TV」の名称が用いられるという。

前日に発表されたCELL TV一色といえる展示内容となった東芝ブース

米国版CELL TVの最大の特徴といえる3D再生が最大のやはり関心となった

3D対応“CELL TV”のデモ機が登場

会場で行われたCELL TVの3Dデモは「3Dコンテンツの再生」、「2D→3Dリアルタイム変換」、そして「3Dモーション・ジェスチャー・コントロール」の3つの切り口から行われた。3Dコンテンツについては、3D映画のコンテンツを中心にCELL TVでデモが行われた。

2Dコンテンツのリアルタイム3D変換については、スポーツ番組などの放送ソースや家庭用ビデオカメラで撮影された映像などを、CELL TVで3Dへコンバートされたものを視聴することができた。3Dモーション・ジェスチャー・コントロールとは、距離センサーを用いて人間の動きを感知することで3D表示されたGUIの感覚的な操作を可能とするものだ。

映画など3Dコンテンツはもちろん、放送やビデオカメラ映像など2D映像を3D化したコンテンツのデモも行われた

距離センサーで人間の動きを感知する3D・GUIの3Dモーション・ジェスチャー・コントロール

1台のCELL TVのパネルの半分だけLEDバックライト部を露出させ、LEDバックライトのエリア駆動の様子をうかがうことのできるデモンストレーションも登場した。

画面半分のバックライトが露出しているため、バックライトのエリア駆動が見て取ることができる

■超解像技術でフルHDを4K2Kへアップスケーリング

CELL TVの超解像技術によって、フルHD映像を4K2K解像度へとアップスケーリング表示する技術も出展された。同一ディスプレイにHDコンテンツそのままの映像と、超解像技術によって4K2Kへとアップスケーリングされた映像を同時に表示し、比較できるという趣向だ。

4K2Kディスプレイの画面にフルHD映像と4K2K映像を並べて表示し、比較が可能なデモンストレーション

65型KIRA2 ブラックライトLEDパネル

CELL TVに搭載される65型の「KIRA2 Blacklight LED」パネルも展示された。なお、このKIRA2とは日本版CELL REGZAではメガLEDパネルと称されているもので、米国においては、もともと日本でのパネルの開発コードであった「KIRA2」という名称がそのまま用いられたとのことだ。

米国への投入がアナウンスされている65型のCELL TVもLEDパネルのデモとして展示された

CELL TVと通常ディスプレイとの比較視聴

CELL TVのシアター用途としての高画質・高音質を体感できるブースも設置。ブース内に設けられたシアタールームにて、CELL TVと通常モデルのディスプレイとの比較試聴ができる。『ダークナイト』や各種デモ映像を両ディスプレイで同時表示し、コントラストのちがいなどを中心に高画質をアピールした。また、CELL TVのスピーカーシステムの高品位性についてもデモが行われた。

通常モデルのディスプレイ(右)とCELL TVの比較デモはシアタールームを模したスペースで行われた

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