152インチ3D PDPやリアルタイム3Dデモに関心集まる

【CES】パナソニックブースの3Dデモは注目の的/BDプレーヤーからデジカメまで多彩な展示内容

AVレビュー編集部・小澤貴信
2010年01月09日
International CES 2010が現地時間の1月7日に開幕した。3Dが注目を集める今回、パナソニックのブースには、同社の3D関連製品を見ようと多くの来場者が訪れた。

パナソニックは3D関連の製品や技術をを全面に押し出した展示を行った

3D関連の視聴デモンストレーションは来場者の関心も特に高く、長蛇の列ができた

■152インチ・フルHD 3Dプラズマテレビのデモを実施

国内での発表でも話題をさらっていた152インチのフルHD 3Dプラズマテレビのデモでは、同社が共同プロモーションを行う『アバター』などの映画作品やスポーツコンテンツ、オリンピック映像、ネイチャー系映像などが3Dで上映され、会場内の人々の関心を集めていた。また、プレスカンファレンスにて発表された3Dビデオカメラがデモ会場内と場外に設置され、撮影された映像を152インチ 3Dプラズマテレビでリアルタイム再生するデモも実施。そのほか同社のエコへの取り組みやビエラ・キャストの魅力についてもPRが行われている。

152型のFull HD 3DプラズマTVのデモンストレーションは会場の展示の目玉

会場内には同社の3Dテレビカメラが設置され、リアルタイムの3D映像デモも行われた

■前日発表のフルHD 3Dプラズマテレビ、VT25シリーズの実機デモも多数

会場内には、プレスカンファレンスで発売がアナウンスされたフルHD 3Dプラズマテレビ「VT25」シリーズが多数設置され、3D映像デモが実施された。ブースごとにMovie/Sports/Morter Sports/Olympicなどジャンルの違うコンテンツを用意し、VT25シリーズと、同じく前日発表の3D対応BDプレーヤー「DMP-BDT350」を組み合わせデモンストレーションが行われていた。

発表された3DプラズマTV、VT25シリーズによるコンテンツ別のデモが各所で行われた

各ブースには専用3Dメガネが用意され、来場者は最新の3D 映像を熱心に視聴していた

また、BDプレーヤーによる3D再生のデモに併せ、提携が発表されたDIRECTV(関連ニュース)のセットトップボックスを用いた3D放送のデモも行われていた。3D関連以外では、4K2Kに対応した152型プラズマテレビも展示、多くの来場者が足を止めてその映像に見入っていた

DIRECTVのSTBによるデモ。既存STBがアップデートで3Dに対応するとのこと

3Dと共に来場者の関心を引いていたのは4K2Kの152型プラズマテレビ

参考出展として3D映像のワイヤレス伝送のデモも行われていた。現行の技術では、24pの3D映像には対応できるものの、60pではワイヤレス伝送に対応できないとのことで、今後の技術開発が進めば、実用化も視野に入ってくるとのことだった。

■3D対応製品など、BDプレーヤー各モデルを展示

会場には昨日発表された3D対応BDプレーヤー「DMP-BDT350」の他、3D非対応の通常モデルのBDプレーヤー新製品も展示されていた。7.1chアナログ出力を持つ「DMP-BD85」は802.11n規格の無線LANを搭載、ビエラ・キャストを通じてインターネットコンテンツを楽しむことができる。「DMP-BD65」も7.1chアナログ出力やビエラ・キャストに対応するが、無線LANは別売りのアダプターによる対応となる。「DMP-BD45」はネットワーク機能やビエラ・キャスト機能が省略されている。また、これら3モデルはSDカードスロットを搭載、BD85、BD65がUSB端子を搭載する。

同社初となるフルHD 3D対応BDプレーヤー、DMP-BDT350

無線LANに対応したBDプレーヤー、DMP-BD85

■2Dディスプレイの新製品も出展

会場では、3D対応以外のディスプレイ新製品も多数登場していた。展示されていた2010年モデルはC、U、X、D、S、Gの6ラインナップ。この中で最上位となるGシリーズはビエラ・キャストやInfinite Black技術、画像閲覧機能であるビエラImage Viewer、THX認定など同社の最新機能が盛り込まれたモデル。42型から54型まで4モデルがラインナップされるという。

2010年モデルの2Dタイプ・ディスプレイは6ラインナップが発表された

2Dタイプの最上位モデルとなるGシリーズは最新技術や機能が盛り込まれる

2010年モデルの同社ディスプレイに搭載される各種技術、機能のデモンストレーションも行われた。技術面ではさらなるコントラスト向上を実現する「Infinite Black Pro」、IPS LEDディスプレイ、動画解像度の向上、省エネ化などがアピールされていた。機能面では、同社のIPTVであるビエラ・キャスト、また、ビエラ・キャストから楽しむことができるSKYPE、デジカメ画像などのサムネイル表示に対応した画像閲覧機能・ビエラImage Viewerなどが紹介されていた。

コントラスト比を大幅に向上させた2010年モデルと2009年モデルの比較デモ

独自のIPTVであるビエラ・キャストへの同社の注力は多くの展示からも伺えた

■AVCHDカメラ、デジカメ、ホームシアターシステムの新製品も出展

会場では他にも、ホームシアターシステム、ビエラ専用のiPodドック、iPod対応オーディオシステム、AVCHDカメラやデジカメなどの新製品が多数登場した。

8GBのフラッシュメモリーを搭載し、SDカードスロットも備えたコンパクトなAVCHDビデオカメラ「HDC-TM55」や超薄型ボディを実現したデジカメLumix「DMC-FP3」など、前日に発表されたばかりの新製品やその姉妹モデルたちも多数展示されていた。

前日に発表されたばかりのルミックスの超薄モデルDMC-FP3も展示

最新ビデオカメラのフォーカス性能をアピールする、ユニークな鉄道模型の展示

ビエラ専用のiPodドックはiPhoneおよびiPodに対応し、本体内のコンテンツをビエラのGUIを用いて楽しむことができる。ホームシアターシステムでは、BDプレーヤーを内蔵し、無線LANによるビエラ・キャストへの対応、リアスピーカーの無線接続などに対応した「SC-BT730」などが登場。ホームシアターシステムのラインナップ各モデルが本体中央にiPodドックを備えていることも特徴だ。

■エコ関連の展示も多数

会場にて3D関連に次ぐ規模で展開されていたのがエコ関連の製品や技術である。プラズマテレビの省電力化、エネファームやソーラーパネルなど、同社のエコへの取り組みの高い意識が伺える展示内容であった。

3Dに次いで同社ブースで大きな面積を占めたのはエコ関連の展示だった

最新ディスプレイと旧モデルの省エネ性能を比較するデモンストレーション

■ブース全体から感じた3Dの家庭進出への可能性

3D一色と言って過言でなかったパナソニックのブース。他社もそれは同様だが、パナソニックの3Dへの早くからの取り組みが周知の事実だっただけに、来場者の期待感は大きかったと感じた。製品の充実と完成度からも、3Dの家庭への進出は想像以上にすぐそこまで来ていると感じさせられた。

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