モニターも大型化

【CES】キヤノン、タッチパネル操作のAVCHDビデオカメラ「HFS21」など発表

一条真人
2010年01月08日

言うまでもなく、今やデジタルイメージングの会社であるキヤノンはカメラ(デジカメ)だけでなく、プリンタ、デジタルビデオまでを主力製品としている。今回のCESブースでは、プリンタやデジカメについては国内ユーザーから見て、あまり目新しいものは出展されていない。

念のために言うと、米国ではコンデジの“IXY”というブランドは存在せず、コンデジは“PowerShot”ブランドに統一されている。また、国内でいう“EOS Kiss”は、北米では“EOS Rebel”というブランド名になっている。ちなみにRebelの意味は「反逆者」だ。

デジタルイメージングデバイスは対象ユーザー層が幅広いためか、ブースでは単に商品を並べて、解説するだけではなく、商品全体を簡単に紹介するショーなども行われていた。新製品の特徴を短時間で把握するには便利という印象だ。


北米ではIXYのブランド名はPowerShotとなる

北米ではEOS RebelブランドになるEOS Kiss


男女が掛け合いで新製品の特徴を紹介していくショー

デジカメの人気は高く、人だかりでなかなか実機に近づけない
キヤノンのビデオカメラのブランド名は国内では“ivis”であるのに対して、アメリカでは“VIXIA”になる。このVIXIAの新モデルがいくつも展示されていた。

なかでも注目はAVCHDハイビジョンビデオカメラの「HFS21」。これはハイエンドモデルであり、近い将来、国内モデルの「HF S11」を置き換える存在と予想される。CMOSセンサーが1/2.6インチで約859万画素、画像処理がDIGIC DV III、搭載メモリが64GBである点などは変わらないが、多くの点で進化している。

液晶ディスプレイはタッチ操作が可能なものとなり、サイズも3.5インチ(S11は2.7インチ)と大型化されている。当然、ズーム操作もタッチパネルで操作可能となり、操作性が向上している。フォーカスに関しても、タッチした部分をフォーカスする機能を搭載する。


タッチパネルとなったS21の液晶。画面左にズームのための上下矢印があるのがわかる

ビューファインダーを引き延ばしたところ

また、S11では液晶ディスプレイだけ撮影画像を確認するのに対して、ビューファインダーも搭載している。

手ブレ補正に関しても、アクティブ手ブレ補正が広角だけでなく望遠にも対応するなど、強化されている。さらにSDメモリースロットをダブルで搭載、より長時間録画が可能になった。

そして、「SmartAuto」は映像の状態に応じて、自動的にシーン補正を行ってくれる機能。たとえば、そのときの対象物が至近距離にあれば自動的にマクロモードになるし、人物であれば、人物モードになる。

フルHD撮影モードは24pネイティブ、24pシネマ、30pプログレッシブから選択することができ、撮影者の意図をより反映することができるようになった。

S21からビューファインダーをのぞき、搭載メモリを32GBにした「S20」、さらに搭載メモリをなくした「S200」もラインアップされ、S2シリーズは3機種となる。この下にはボディを小型化したハイビジョンカメラM3シリーズも3機種存在する。


ビューファインダーのないS20(右奥)との比較

小柄なボディのM3シリーズは国内モデルで言えばHF21系列になる
これらのハイビジョンビデオカメラは、6機種すべてではないかもしれないが、おそらくは近いうちに国内市場にも投入されるはずだ。

関連記事