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10ビットドライバーや12ビット精度の信号処理エンジンを搭載

ソニー、解像度3840×2160の56V型液晶モニター「SRM-L560」を発売

2009/10/06 Phile-web編集部
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SRM-L560
ソニーは、10ビットドライバーを搭載しフルHDの4倍となるQFHD(3840×2160ドット、829万画素)解像度を持つ56V型の液晶モニター「SRM-L560」を11月より発売する。価格は6,825,000円(税込)。

解像度3840×2160ドットの56V型液晶パネルを採用した業務用モニター。高純度LEDを使用したプレシジョンバックライトシステムを搭載したことに加えて、独自の3DLUT(Look Up Table)を使用したカラーマネジメントシステムにより、放送規格EBU、SMPTE-C、ITU-R BT.709の色域を正確に再現するという。

信号処理エンジンには業務用モニター向けに独自に開発した12ビット精度のものを搭載。I/P変換処理、スケーリング処理、パネルドライブなどを行うことに加え、高精度のカラーマネージメントシステムも実装している。

表示モードでは、「4K/QFHD モード」「Quad Viewモード」「2K/HD Zoomモード」という3点をサポート。

「4K/QFHD モード」は4096×2160や3840×2160の信号を入力するときに使用するモードで、4K解像度映像はQFHD解像度で、QFHD解像度はネイティブで表示が可能。4K解像度はサイドをカットしてネイティブ表示させることもできる。

「Quad Viewモード」は4つのHD信号を同時に確認したい場合などに使用。その名の通り、4分割した画面それぞれにHD信号を表示させることができる。

「2K/HD Zoomモード」は2048×1080 や1920×1080 の信号を全画面表示する際に使用。HD信号を4倍にズームして確認するなどといった使い方ができる。

インターフェースは、DVI-D(HDCP対応)とHDMI入力、8つのオプションスロットを装備。4096×2160/24P、3840×2160/24P、2048×1080/24Pから、1920×1080 までの各種コンピューター信号まで様々な入力信号に対応する。また、別売の入力オプションボードを組み合わせれば3G-SDIやHD-SDI、デュアルリンクHD-SDI信号入力にも対応。さらに、4Kモード時には入力端子にかかわらず、非同期信号を入力してもゲンロックを掛け、画像の乱れを軽減させる。

低階調シーンの暗部を確認するための補助機能「ブラックディティールモード」を搭載。黒レベルは通常表示時(100%信号時100cd/m2)の40%程度まで下げることが可能で、バックライトの光漏れによる黒浮きを抑え、低階調をより詳細に確認することができる。

本機のコントロール用にパソコンのアプリケーションソフト「SRM Manager」が付属。ソフトウェア上で色温度やガンマ設定などの調整、画面表示モードの設定などモニターの操作を行える。なお、同ソフトではEthernet(10BASE-T/100BASE-TX)により最大32台のモニターを制御することができる。

【問い合わせ先】
ソニー業務用商品相談窓口
TEL/0120-788-333

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