ビクター、“Everio”歴代最小・最軽量サイズのフルHDモデルを発売

■2009年は全世界でHDビデオカメラシェア20％以上を狙う

同社は本日新製品“Everio”の発表会を開催し、同社取締役カムコーダー事業部長の堀伸生氏が今後の事業展開について説明した。

今回発表のHD320/HD300は、同社が昨年1月に発売し、世界各国でヒットモデルとして実績を築いた「GZ-MG330」のコンセプトを受け継ぐモデル。スマートなデザインと簡単な操作、何より軽量・コンパクトなサイズが女性のユーザーをはじめ多くのビデオカメラ人口を開拓してきたという。堀氏は今回HD320/HD300をリリースするに当たり「MG330が押し進めてきたビデオカメラの新規ユーザー開拓という方向性を継承し、新製品ではさらにフルHDで撮る魅力を提案していきたい」とした。また09年はEverioシリーズの目標として「全世界におけるハイビジョンビデオカメラ分野でシェア20％以上を狙いたい」と意気込みを語った。

“女性にとっても使いやすいビデオカメラ”をコンセプトの一つに掲げるHD320/HD300だが、本日の発表会には新製品の開発に関わった女性スタッフを代表して、カムコーダー事業部 技術部 電機グループの福島麻梨子氏、デザインセンター 商品デザイングループ デザイナーの別宮利佳子氏も出席し、製品の魅力を説明した。

それぞれ福島氏は技術面から、別宮氏はデザイン面から女性ユーザーにとっての新しいEverioの使い勝手を高めてきたという。福島氏は「女性がおしゃれに持ち歩けるようなコンパクトさと、きれいにポートレート撮影が楽しめる高画質を両立させることがポイントだった」と語る。画づくりの段階では通常の評価用映像素材を使ったテスト以外にも、身近なペットを撮影してみたり、日常の被写体をモチーフにしながらユーザーが満足できる画質をつくりあげて来たのだという。福島氏は「上位のHD320はハードディスクも120GBとゆとりのサイズを搭載しているので、ぜひ海外旅行のお伴としても活用して欲しい」とアピールした。

別宮氏は新しいEverioの進化したデザイン面をアピールした。MG330と同様にスタイリッシュでコンパクトなデザインを実現しているHD320/HD300だが、外装のマテリアルや表面の仕上げには、よりいっそうのこだわりが込められており、「特にパネル部の外装では、メタルの質感を活かしたヘアライン調の質感を楽しんで欲しい」と語る。またハンドリング面での特徴としては、今回のモデルから2wayタイプのストラップ・グリップベルトが採用されている。こちらは「カメラを持ち運ぶ際にはストラップを伸ばして手首にかけることができ、両手がフリーになる。例えば子育てをしながらでも女性の方に気軽にムービーの撮影を楽しんでいただきたいと考えた」という。また自動ヘルプ表示にも対応したUIなど、よりわかりやすくなったガイド画面にも別宮氏のアイデアが活かされているという。

同社では今後、「化粧ポーチに入れて持ち歩ける新Everio」のコンセプトを訴求するため、コスメティックスの“AYURA”ブランドとのタイアップによるキャンペーンなども展開していく予定だ。また製品の発売記念キャンペーンとして、カメラのスタイリッシュなデザインがよりいっそう楽しめる「オリジナルジュエリーBOX」や「オリジナルデコシール」などが抽選で当たる「More Stylish Campain」も2月3日よりスタートする。詳細はEverioのホームページをご確認いただきたい。

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