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<CEDIA2008:ルートロン>同社が示す新たな方向性 -照明のみならず外光も制御

公開日 2008/09/07 21:18
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今年のCEDIA EXPOでも大きなブースを構え、多数のインストーラーを集めていたのが、もはやホームシアターに必須のアイテムである調光装置のトップブランド、ルートロンだ。

ルートロンのブースでは、昨年のCEDIA EXPOで発表された「グラフィックアイQS」が今年も展示の中心となっていた。

とはいっても、単純に同製品を見せていただけではなく、グラフィックアイQSで提示した「照明器具だけでなくシェードやカーテンなどを用いて外光をも制御することが真の調光である」という思想を進化・深化させた展開となっている。

カーテンと照明を組み合わせて調光を行う「Sivoia QS」、トップライトを覆うシェードを制御して調光を行う「Sivoia QED Skylight Shade」などの新たな提案も示されていた。

「Sivoia QED Skylight Shade」を用いてトップライトからの光をシェードで制御する

「Sivoia QED Skylight Shade」の補助コントローラー

さて、おもしろい提案がiPod Touchをリモコン代わりに用いて、グラフィックアイQSをはじめとする同社の調光装置をコントロールできるようになったことだ。

この事実、実は同社のロジャー・スタム氏がまったく別の製品のデモを見せてくれているときに発見したものであり、まだオフィシャルになっているわけではないらしい。しかし、たまたま見かけてしまったので、読者諸氏に報告してしまおう。

同社ロジャー・スタム氏がポケットから取り出したiPod Touch。ルートロンのコントローラーとしてカスタマイズされている

ロジャー氏はiPod Touchで同社製品をラクラクと操作する。グラフィックアイオーナーの筆者は喉から手が出るほど欲しくなってしまった

現在はルートロンのオリジナルソフトとして同社から北米のインストーラーに提供しているそうだが、そのうちAppleのサイトからダウンロードすることができるようになるそうだ。

ロジャー氏のiPod Touchが欲しいことを筆者が熱烈にアピールすると、彼はニヤリとニヒルな笑いを返した

iPod Touch、あるいはiPhoneをカスタマイズしてホームシアターを操る、そんな流れが加速するように思え、ホームシアターの未来像が焦点を結んだ展示だった。

同社が開発している数多くのカーテン素材のサンプルを披露するロジャー氏

(ホームシアターファイル編集部・川嶋)

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