三菱電機、新パネルでコントラスト比を高めた液晶テレビ“REAL”新モデルを発売

三菱電機（株）は、液晶テレビ“REAL”の新モデル2機種を5月10日より発売する。ラインナップは以下のとおり。

＜MZWシリーズ＞
53V型 LCD-52MZW100　￥OPEN（予想実売価格500,000円前後）
46V型 LCD-46MZW100　￥OPEN（予想実売価格400,000円前後）
40V型 LCD-40MZW100　￥OPEN（予想実売価格300,000円前後）

＜MXシリーズ＞
32V型 LCD-32MX10　￥OPEN（予想実売価格140,000円前後）
20V型 LCD-20MX10B/S/P　￥OPEN（予想実売価格90,000円前後）


■コントラスト比を向上させた新パネルを搭載したMZWシリーズ

MZWシリーズに搭載されたパネルは解像度1920×1080のフルHDで、10ビット表示が可能。視野角は上下左右178度で、地上／BS／110度CSデジタル放送チューナーを1基搭載している。色再現範囲はNTSC比102%で、x.v.Colorに対応。ただしDeepColorの入力には対応していない。

パネル内部からの光の散乱を低減する独自の光沢コートを施した新「DIAMOND Panel」を採用。暗部コントラスト比を従来比50%アップとなる3,000対1まで向上させた。また、低反射コートにより、一般的なリビング環境（照度200ルクス程度）でも従来比1.5倍となる1,800対1のコントラストを保持。「一般家庭の視聴でも高コントラストで深みのある黒を実現する」（同社）という。

さらに、暗いシーンでバックライトの照度を自動的に落とす「インテリジェント・バックライト・コントロール」機能や、暗いシーンの黒つぶれや明るいシーンでの黒浮きを改善する「ダイナミック・レベル・エクスパンダー」機能を搭載。これにより「深みと奥行きのある艶やかな色再現により、被写体の持つ質感をより忠実に再現する」（同社）ことができるという。

映像エンジンとして「DIAMOND Engine PRO II」を搭載し、120Hz表示に対応。24p入力には対応しないが、24p映像を2-3プルダウンした60p映像から元の24p映像を割り出し、120p（24×5）表示する「フィルムモード」に加え、24pの各フレーム間に4フレーム分の映像を新たに生成し、120p映像として再生する「なめらかモード」を搭載している。

スピーカーは同社スピーカー「DIATONE」の音響技術を採用。独自のデコード回路により5.1chサラウンドを再現する「DIATONEサラウンド5.1」機能を搭載した。左右のスピーカーとクロストークキャンセル専用スピーカー計4基を搭載することで、最適視聴位置を広げることができる。そのほか、2chヘッドホンで5.1chサラウンドが楽しめる「DIATONE サラウンドHEADPHONE」などの機能により、テレビのスピーカーだけで迫力ある音声を楽しむことができるという。

また、「オートターン」機能を搭載し、リモコンひとつで左右20度ずつのスイーベルが可能なほか、HDMI端子を2系統搭載し、独自のリンク機能である新「REALINK」に対応。これまでのREALINKでも、「操作パネル表示」「番組ポーズ」「一発録画」「音声ガイド付き録画予約」などの基本的なリンク機能が利用できたが、新しいREALINKでは、テレビのリモコンから、レコーダーの再生リストを表示させたり、テレビ内蔵のチューナーとレコーダー内蔵のチューナーで2画面表示を行う機能、またテレビのEPGでレコーダーの録画予約状況を確認できる機能、レコーダーの残量や録画の重複などをテレビ側から確認できる機能が追加された。なお、この新REALINKに対応しているレコーダーは、本日同時に発表された「DVR-BZ200/100」「DVR-DW200/100」の4機種。

そのほか、視聴年代層と部屋の明るさに合った画質にコントロールできる「家庭画質モード」も搭載。明るさセンサーと視聴年代層の設定により、最適な明るさやコントラスト補正を行う機能だ。さらに、EPGの番組タイトル・予約状況などを音声で知らせる「しゃべるテレビ」機能、入力の切り換え時に接続している入力端子を自動的にスキップできる「かんたん入力切換」、画質処理を最小限に抑え遅れを低減させる「ゲームモード」なども搭載している。

■スリム&コンパクトデザインのMXシリーズ

二台目需要やパーソナルユース需要へのマッチングを図った製品。解像度は1366×768で、20V型モデルはブラック・シルバー・ピーチの3色のカラーバリエーションを用意している。映像エンジンとして「DIAMOND Engine V」を搭載。映像ノイズを低減する「HD3DDNR回路」のほか、黒つぶれや白とびを軽減する「ダイナミックレベルエクスパンダーIII」、画面内容に応じてバックライトを自動制御する「インテリジェント・バックライト・コントロール」などの機能を備えている。さらに、映像の明るさ解析をするほかEPGのジャンル情報から最適な画質に自動調整する「オートジャンル適応画質・音質モード」などにより、滑らかで鮮明な映像を再現することができるという。

また、DIATONEの音響技術をベースにした「DIATONEリニアフェイズ」回路を搭載し、音質にもこだわりをみせる。スピーカー開口部の形状を工夫し、音質に与える悪影響を打ち消す補正信号を加えることで、定位感が向上しクリアな音再生を実現するという。

MZWシリーズと同じくHDMI端子を2系統搭載し、CEC機能である「REALINK」に対応。ただし、HZW100シリーズが対応した新バージョンではなく、テレビのリモコンからBD/DVDレコーダーの「操作パネル表示」「番組ポーズ」「一発録画」「音声ガイド付き録画予約」など基本的な機能を操作することができるものとなる。

その他、MZWシリーズと同様、「家庭画質モード」「しゃべるテレビ」「かんたん入力切換」「ゲームモード」なども搭載している。

【問い合わせ先】
三菱電機お客さま相談センター
TEL/0120-139-365


（Phile-web編集部）