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シャープ、米国でサムスンを提訴 − 「液晶特許侵害」と主張、輸入・販売停止要求

2007/08/07
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シャープ(株)は、韓国サムスン電子とサムスン電子アメリカ、サムスンテレコミュニケーションアメリカを、8月6日に米テキサス州東部地方裁判所に提訴した。

シャープは、サムスンが米国で販売している液晶モジュールや、同モジュールを組み込んだ液晶テレビ、液晶ディスプレイ、携帯電話などが、シャープが持つ液晶関連特許を侵害していると主張、損害賠償と製品の輸入・販売の差し止め要求、陪審員裁判を求めている。

訴訟の対象となっているシャープ保有の米国特許は以下の通り。

・コントラストの優れた画像表示を実現するLCDの駆動方法

・対向電極と接続する静電気対策用の配線を備えた液晶表示装置

・画素内の光利用効率を向上させる電極配置構造を有する液晶表示装置

・表示品質を向上させるLCDの駆動装置

・位相差補償により広視野角を実現する光学フィルムを備えた液晶表示装置

シャープでは、液晶関連特許のライセンスについてサムスンと協議してきたが、現状では話し合いで解決することは困難と判断したことから、今回提訴に踏み切った。

(Phile-web編集部)

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