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「これからのムービー新時代をSDカードで築く」 − パナソニックビデオカメラ発表会詳報

2007/08/01
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松下電器産業(株)パナソニックマーケティング本部は、AVCHD規格によるフルHD記録に対応したビデオカメラ新製品の記者発表会を開催した。会場には同本部 副本部長の平原重信氏が出席し、新製品のマーケティング戦略を語った。


パナソニックマーケティング本部 副本部長 平原重信氏
今回同社が発表したデジタルビデオカメラは、AVCHD規格による1920×1080画素のフルHD映像の記録に対応した第3世代機となる(関連ニュース)。平原氏は「昨年11月に初のAVCHD対応SDビデオカメラを発表したが、当時から比べても現在はSDムービーを取り巻く環境は、メディア自体の大容量化と価格の低下が進み、大きく変化した。また大画面テレビのフルHD化が進むのに合わせて、ビデオカメラで撮った映像を高画質に楽しみたいというユーザーニーズも高まりつつある」ことが、今回の新製品投入の背景にあると語った。


08年にはメモリータイプのビデオカメラが市場全体の50%に上ると予測

メモリーカードタイプのデジタルビデオカメラのうち、約8割がSDメモリーカードを記録媒体に選択しているという
続いて同社独自調査によるデータを示しながら平原氏は「デジタルビデオカメラの市場ではメモリータイプの比率が大きく伸長しており、当社としては08年に市場全体の50%になるだろう」と予測。同データによれば、メモリータイプのビデオカメラの中でSDメモリーカードを記録媒体に採用する製品は約8割に上っている。平原氏は「SDメモリーカードこそ、今後ハイビジョン・ビデオカメラの記録媒体としてデファクト・スタンダードになるだろう」とし、同社として今後「様々なフルHDのニーズに応えながら、これからのムービー新時代をSDカードで築きたい」と宣言した。


SDメモリーカード以外のメディアの特徴を指摘

SDメモリーカードの特長

近い将来には32GBのSDメモリーカードも商品化が予定されている
SDメモリーカードの優位性について説明を続けた平原氏は、「メカレスゆえにカメラのコンパクト化に有利で衝撃にも強い」「モーターレスゆえに起動速度が速い」「デファクトメディアゆえに他のAV機器との連動性が高い」等、キーポイントを指摘。SDメモリーカードは近い将来に32GBまでの商品化が計画されていることも付け加え、ハイビジョン映像の大容量記録を楽しむメディアとしても最適であることを強調した。


HDC-SD5の商品コンセプト

HDC-SD7の商品コンセプト

HDC-SX5の商品コンセプト
同日発表された各製品のコンセプトについては、SDメモリーカードタイプの「HDC-SD5」が“ママにもうれしいコンパクトサイズを実現した安心のファミリーユース”、縦型SDカードタイプの「HDC-SD7」は“アクティブなアウトドアユースにも最適なメンズムービー”が掲げられるとともに、SD/DVDハイブリッドタイプの「HDC-SX5」については、SDメモリーカードに撮影したムービーがPCレスでDVDに残せる手軽さをアピールしている。


パナソニックAVCネットワークス社 ムービービジネスユニット長 中谷明弘氏
各製品の特徴については、パナソニックAVCネットワークス社 ムービービジネスユニット長の中谷明弘氏が説明を行い、前機種よりもさらなるコンパクト化を実現した点、画質や機能面での強化を行った点、3つのモデルをユーザーの用途に合わせて商品化した点をアピールした。


ビデオカメラで撮った映像をプラズマ“VIERA”のSDカードスロットへ

フルHD映像のかんたん再生が楽しめる

今後発売される“DIGA”シリーズも、ビデオカメラで撮影した映像の保存・再生に対応予定
発表会の最後には「HDC-SD5」で撮影したフルHDの映像を、同社製プラズマテレビ“VIERA”で再生するデモも行われた。このデモを受けて、平原氏は「ご覧のように当社の様々なAV機器をつなげることによって、新たな楽しさが発見できるようになる。今後発売が予定されているハイビジョン“DIGA”シリーズでも、当社のビデオカメラで撮影したフルHD映像の保存・再生が楽しめるよう、対応機を広げていきたい」と語った。

【問い合わせ先】
パナソニック お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365(フリーダイヤル)

(Phile-web編集部)

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