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「DVDの互換性検証はいま」RRTのキーパーソンに訊く〜第5回:ソニーNECオプティアーク・大垣敏氏

公開日 2006/11/08 15:41
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RWプロダクツ プロモーションイニシアティブ(略称:RWPPI)は第31回ラウンドロビンテスト全体会議を11月8日、パイオニア(株)目黒本社にて開催した。


フィジカル・フォーマットWG コ・チェアマン 大垣敏氏
今回はラウンドロビンテストの「フィジカル・フォーマット」ワーキンググループのコ・チェアマンである、ソニーNECオプティアーク(株)の商品事業本部 コアエンジン開発部 1グループ アシスタントマネージャー、大垣敏氏に、現在のワーキンググループの活動をご紹介いただいた。

大垣氏は今年の8月にフィジカル・フォーマットWGのコ・チェアマンに就任された。「今回がコ・チェアマンとして、2回目の参加の機会になるが、参加メンバーの方々と連携して、ワーキンググループとしてこれまで築き上げてきた成果をさらに発展させていきたい」と大垣氏は意気込みを語る。

フィジカル・フォーマットWGは、DVD-RW/DVD-R関連のドライブとメディア間の互換性を高め、ユーザーにとって安心して使うことのできる製品を市場に送り出して行くことを主なテーマとしている。現在、RWPPIが主催するラウンドロビン・テストは「Stage-6(6回目の互換性検証活動)」の検証活動が本格的に行われているが、大垣氏が参加するフィジカル・フォーマットWGにおいては、16倍速記録対応のDVD-R、8倍速・4倍速記録対応のDVD-R DL、ムービーカメラ用8cm DVD-RWメディアに関連した互換性検証が中心課題となっているという。

同ワーキンググループには現在、海外の企業を含む新規参加メンバーが増え続けている。DVD-RW/DVD-Rの互換性に関する意識が、世界中で高まっていることの証明と言えるだろう。ワーキンググループでは現在、参加メンバー企業がそれぞれの製品を持ち寄り、それぞれの記録・再生に関して、年に1回の大規模な互換性テストを実施している。大垣氏は「海外メーカーが増えた事による、コミュニケーションの難しさはとくに感じることはない。メンバー企業はこれからももっと増えて欲しいと願っているし、ラウンドロビン・テストの活動を世界に向けて積極的にアピールしていきたい」と、抱負を語ってくれた。


RRTヘッドチェアのパイオニア(株)石井英宏氏
本日の全体会議では、ラウンドロビン・テストのヘッドチェアであるパイオニア(株)石井英宏氏より、今後開催が予定されている幾つかのセミナーに関するスケジュールが報告された。

来年2007年初頭に取りまとめられる予定のラウンドロビン・テスト「Stage-6」の成果については、その後、東京において記録型DVD会議(略称:RDVDC)と共同開催予定のジョイント・ラウンドロビン・テストセミナーで報告が行われそうだ。

また、海外でのプロモーション活動についても、今年の2月にも開催された「台湾セミナー」(関連ニュース)を、来年春にも台湾メーカーを集め、現地で開催する計画が石井氏より明らかにされた。

「フィジカルフォーマット」WG

「再生互換」WG


「ロジカルフォーマット(DVDレコーダー)」WG

「ロジカルフォーマット(PC用ドライブ)」WG
【問い合わせ先】
RW プロダクツ プロモーション イニシアティブ
TEL/03-3495-9876

(Phile-web編集部)

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