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<IFA2005レポート:日立>1TBレコーダーが欧州に衝撃をもたらした/新製品プロジェクター見参

2005/09/03
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日立は「HD」のキーワードを軸に、映像を「見る」ためのディスプレイ&プロジェクター、「録る」ためのレコーダー&ビデオカメラを前面に打ち出した展示となった。


欧州でも高い人気を誇る日立のフラットディスプレイ
日立は欧州においてもプラズマ、液晶の薄型大画面テレビを積極展開している。モデルシリーズは、日本ではおなじみの「7000シリーズ」「5000シリーズ」世代が中核となるが、これらが日本のモデルと大きく異なる点は「チューナー一体型であること」と「Woooのペットネームを冠していないこと」である。また当然ながら欧州のPAL方式の映像にイコライジングされた仕様となっているわけだが、その画質は欧州コンシューマーにも非常に人気が高いようである。開幕後まもなく同社ブースに足を運んだのだが、早くも多くの来場者が日立の薄型テレビを見るために駆けつけていた。


ホームプロジェクターの新商品「PJ-TX200」

PJ-TX200のリア端子部。HDMI端子を搭載する

本機の映像を視聴することもできた
映像を「見る」ための商品としては、ホームプロジェクターの新商品「PJ-TX200」が早くも試写室を設けた展示を行っていた。こちらは欧州で10月の末頃に投入される予定の液晶プロジェクター新商品だ。予定価格は1,999ユーロ。「ILLUMINA」のペットネームが冠されている。パネル解像度は1280×720、10bit映像処理回路やHDMI端子を搭載し、1200ルーメンの明るさ、5000対1のコントラストを実現している。日本での発売も当然ながら期待したいところだ。


欧州でも話題を巻き起こしている1テラバイトレコーダー「DV-DH1000W」

DVDレコーダーの商品展示
同社が今回出展した商品の中で最も話題を呼んだ商品は、日本では既に発表のあった1テラバイトの記録が可能なHDD+DVDレコーダー「DV-DH1000W」だ。本機は欧州の市場向けには「参考出品」のかたちでお披露目された。何分、欧州のHDD+DVDレコーダー市場は、「HDD容量は80GBを主流に、160GB、250GBの商品が中心(展示解説員談)」という現状なのだという。本機のIFA出品が決定し、マスコミ報道が行われて以降、即座に取材の申し込みが殺到したのだそうだ。欧州市場のユーザーに与えたインパクトは相当に大きかったようだ。

DVDレコーダーのラインナップについては、「MEMORY MASTER」のサブブランドネームが採用されている。最大HDDサイズを250GBとし、160GB、80GBのハイブリッドモデルと、DVD+VHSタイプが揃う。ハイブリッドモデルが搭載するDVDドライブについては、DVD-R/-RW/-RAMのほか、欧州市場においてはDVD+R/+RWのシェアが高いため、これらの記録再生にも対応させたスーパーマルチ仕様になっているという。チューナーはアナログチューナーを1基搭載する。


DVDカムコーダーはDVD-RAM/-R対応
そのほかにもDVDカムコーダーの展示も行われている。日本のモデルと同じラインナップをPAL仕様とし、DVD-RAM/-Rへの記録に対応している。

(Phile-web編集部・山本)

[IFA2005REPORT]

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