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<山之内 正のCES2005レポート>米シリコンオプティクスのIP変換プロセッサーに注目

2005/01/06
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●この数年のデジタル家電の隆盛が本物なのかどうか。今後もこの活況は続くのだろうか。それを占うカギが今年のCESにありそうだ。

CES(Consumer Electronics Show)は世界最大級の家庭用電子機器の見本市としてすっかり定着し、昨今はIT関連の見本市よりもずっと元気がある。出展者数、来場者数ともに年々記録を更新し、のべ4日間で10万人を超える来場者を集めるビッグイベントになった。

開幕を控えて準備が進む会場風景

例年通り米国ネバダ州のラスベガスで1月6日から幕を開けるが、筆者が到着した4日には早くも報道陣向けに前夜祭的なイベント「CES Unveiled」が開催され、多数のプレス関係者が詰め掛けた。最新技術を今年一番に公開することが目的で、洗練された技術を採用した製品には賞も与えられる。受賞モデルのなかにはソニーのハイビジョンカメラHDR-FX1など、日本の製品も並んでいる。

出展企業はエレクトロニクス関連のベンチャー企業が中心で、なじみのないブランドもたくさんあるが、そのなかで効果的なデモンストレーションを見せていたのが米国のシリコンオプティクスである。デノンの最新ユニバーサルプレーヤーDVD-A1XVに搭載されて話題を呼んだ、高精度IP変換プロセッサーを開発した企業である。同社のデバイスを使うとジャギーが一掃されることが一目瞭然にわかり、注目を集めていた。

シリコンオプティクスのデモンストレーション。ベースの弦に現れいてたジャギーが一掃される

開催前日の5日には各社の発表会が相次いで開かれる。次回はその詳報をお届けしよう。

(山之内 正)

[ces2005]

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