HOME > ニュース > <山之内正のA&V FESTA 2004レポート>ピュアオーディオをじっくり体感できるコーナーが各社ブースに

<山之内正のA&V FESTA 2004レポート>ピュアオーディオをじっくり体感できるコーナーが各社ブースに

公開日 2004/09/22 15:00
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
●2005年のオーディオビジュアルの動きを知りたかったら、今日から始まった「A&Vフェスタ2004」の会場に出かけてみよう。今年は入場料が無料になり、初日から大勢の来場者が訪れて、はやくも会場は活気に満ちている。明日以降さらに来場者数が増えることは確実なので、じっくり見たかったら午前中が狙いめだ。

 
さて、広々とした開放的な会場をざっとひと回りして実感したことは2つある。まず、ピュアオーディオの楽しさ、深さをあらためて訴える展示やデモンストレーションに各社の力が入っていること。そして、ホームシアター関連の展示がより具体的になり、多様性を増していることである。



 
ピュアオーディオの世界をじっくり体験できる試聴室は昨年以上に数が増え、なかにはソニーやビクターのように、メインブース以外に試聴室を設けているメーカーもある。ソニーはステレオ仕様のデジタルアンプTA−DR1とCD・SACDプレーヤーのフラグシップ機SCD−DR1を組み合わせ、フルデジタル接続ならではの次元の高い音を聴かせていた。ビクターは話題のウッドコーンスピーカーを紹介する専用ルームを設けている。

 
そのほか、マランツ、デノン、パイオニアがそれぞれ最新機種を準備して本格的なオーディオの試聴環境を整えている。マランツはSA−11S1とPM−11S1の組み合わせでB&Wのノーチラス802を駆動、デノンはフラグシップ機となる新しいプリメインアンプの音を実際に体験することができる。デノンは別途設けられたシアター用試聴室でAVC−A1SRAの後継となるAVC−A1XVとユニバーサルプレーヤーのフラグシップ機DV−A1XVを公開していた。9チャンネル再生のスケール感はぜひ体験しておきたい。なお、AVC−A1XVは年内発売、DVD−A1XVは来春発売をそれぞれ目指しているという。

 
パイオニアはTAD−M1に加えてブックシェルフタイプのTAD−CM1を参考出品しており、ピュアオーディオ専用試聴室でじっくり音を確認できる。同スピーカーはすでに試作機の音を以前に確認しているが、今回の試聴で完成度がさらに上がっていることを実感することができた。


(山之内 正)

avfesta2004

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック