≪山之内正のCEATECレポート≫マイクロソフトがWM9の最新動向を紹介

2003年10月08日
講演を行った マイクロソフトコーポレーションWindows Digital Media部門ゼネラルマネージャー アミール・マジティマール氏
●マイクロソフトは、Windowsの標準マルチメディアプレーヤーであるWindows Media Player 9の最新動向を紹介する基調講演を行った。特に、Windows Media Audio(WMA)の対応機器は急速に増えており、1年前の約2倍、世界中で約400機種に上る見通しだという。
 
会場ではWindows Media Video 9を利用した映像の紹介に加え、WMA 9 Proによるマルチチャンネルサウンドのデモンストレーションを実施。ピンク・フロイドの「マネー」を使って2チャンネルのMP3音声と、5.1チャンネルのWMA 9 Proの再生音を比較し、WMA方式の優位性をアピールした。ステレオのMP3と、5.1チャンネルのWMA9Proは転送レートがほぼ同じとされ、WMA方式の圧縮効率の高さも強調した。
 
さらに、PCのコンテンツを家庭用AV機器で再生するHighMATのメリットをあらためて紹介するなど、PCとAV機器の統合を目指す同社の姿勢を強調した。HighMATの対応機器を提供するメーカーは、現在15社に上るという。
 
WMA、WMV方式に対応した機器も合わせて紹介された。WMA Proのデコーダーを世界で初めて内蔵したパイオニアのAVアンプ(VSA-AX10Ai)のほか、サンヨーのポータブルHDDオーディオレコーダー、パナソニックのHighMAT対応ポータブルCDプレーヤー、NECのIP Video on Demandセットトップボックスなどを紹介。日立が開発したデジタルメディアプロセッサーは、用途の広いWMA対応LSIとして様々な機器への搭載が期待されており、注目に値する。

[ceatec2003report]

(山之内正)

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