≪CEATEC≫ 山之内 正のCEATECレポート〜ディスクレコーダー編(2)

2002年10月02日
東芝が開発している独自方式のブルーレーザーレコーダー。まだLSIの集積化が進んでおらず、デコードは本体の外で行っているという
●東芝はBlu-rayグループに加わらず、独自方式のレコーダーを開発し、展示を行った。現行DVDとの互換性確保を容易にする0.6mm基板の貼り合わせ構造を採用し、2層ディスクで書き換え型40GB、再生専用型30GBをそれぞれ実現している。会場のデモではMPEG2エンコードした画像を見せていたが、前記容量でも長時間記録を実現するため、さらに圧縮率の高いMPEG4の導入を検討中だという。
 
東芝は、ブルーレーザー方式に加え、もう一つの記録型DVDの提案を行った。MPEG4特有の圧縮技術の一部を使用し、現行の記録型DVDへの赤色レーザーを使った録画を行うAdvanced MPEG2方式である。デモンストレーションでは転送レート13MbpsのHD画像を見せているが、開発目標は約10Mbpsに設定しており、2層ディスクを使用して実用的な記録時間の実現を目指す。ハードウェアやディスクの製造コストを抑えることができる点がメリットだ。MPEG2エンコード画像に比べるとやや甘い印象もあるが、ブルーレーザー方式に比べると転送レートが圧倒的に低いにも関わらず、HDクオリティの映像を実現していることに驚かされる。

現行DVDレコーダーでは、パイオニアがこの秋に満を持して投入するHDD搭載モデルDVR-77Hが目を引いた。HDDからDVDへの高速ダビングで最大24倍速という速度を実現。HDD内蔵型DVDレコーダーで最速となり、使い勝手の向上が期待される。
 
他のメーカーでは、シャープがPCスロット搭載モデルを展示し、DVD-RAM陣営では東芝がHDD内蔵型の低価格モデルを展示している。また、RWPPIのブースでは、24フレーム記録に対応した三菱のDVR-DS10000も展示されているので確認しておこう。RWPPIブースでは、各社のメディアも一斉に展示されており、高速書き込み対応盤もいちはやく登場している。(山之内 正)


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