世界初、蓄積型双方向データサービス『epサービス事業』開始（2）

会場にはepステーションを4モデル展示。右は「EP-T100」（\79,800）

●イーピー�鰍ﾍ、世界で初めてテレビを通して、放送とインターネットとハードディスクを融合させた「蓄積型双方向サービス（epサービス）」を5月より段階的に開始することと、epサービスに対応した多機能受信機「epステーション」4機種を、5月17日より順次発売することを発表した。

「epステーション」はBSデジタルと110°CSデジタル放送を共用して受信することができるチューナーに60GB以上のハードディスクを内蔵した多機能受信機のことだ。今回の発表会で展示された「epステーション」は4モデル。「EP-T100」「EP-P100」（\79,800）と「EP-S100」「EP-V100」（\83,800）だ。

大容量60GB以上ものハードディスクのうち、20GB（epエリア）はepのサービスプロバイダコンテンツ（放送番組と連動した、ショッピング、生活・地域情報、金融・トレーディング・保険、教育・教養、趣味・エンタテイメント、予約・チケッティング、エンタテイメント・コンテンツ等のサービス）を自動蓄積し、ep蓄積番組をいつでも思いのままに楽しむことができる（毎日自動的に更新される）。残りの40〜60GB（ユーザーエリア）は、BSデジタル放送／110°CS放送を高画質・高音質で録画が可能となり、ユーザーが自由に番組録画できる範囲となる。もちろん追っかけ再生や各録画番組の頭出しができる「ジャンプ機能」など多彩な再生機能を実現している。

また、56kbpsモデムを搭載（TCP／ICP対応、TLSによるセキュア通信に対応）しているので、双方向サービスとメール機能を楽しめる。双方向サービスはテレビ画面でネットショッピングやネットバンキング、番組参加などが可能となる。メール機能は２種類用意され、一つはパソコンや携帯電話とのメールのやりとりができる一般的なメール機能。もう一つはepからのおすすめ情報が送信される。なおメール等の文字入力はリモコンで操作できる。

メモリーカードスロットも搭載（SDメモリカード、スマートメディア、マルチメディアカード、スロット）しているので、静止画（JPEG）や音声（AAC）の記録再生はもちろんのこと、メールへの添付やメール添付ファイルの保存も可能だ（※機種によって異なる）。

さらに、自分なりの使い方ができる個人別画面「myルーム」（4名まで設定可能）のほか、BS・110°CS放送番組と連動している蓄積番組を、放送番組終了後に見るための「チェック（しおり）機能」。頻繁に見る蓄積番組をあらかじめ登録しておくことで、簡単に蓄積番組をみることができる「お気に入り機能」。キーワードで、見たい蓄積番組を探すことができる「キーワード（検索）機能」など多彩で使いやすい特長をもっている。

販売は家電量販店、大型スーパー、カメラ店、地域電気専門店、その他法人ルート経由で入手できる。今後、オプションとしてワイヤレスキーボードやADSL接続などの常時接続機能を搭載した上位モデルを、将来発売する予定だ（AV　REVIEW編集部）｡