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Charioが求める、測定できない「音楽性」とは? 美しい無垢材スピーカーへのこだわりに迫る

土方久明

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2020年07月29日
キャビネットにイタリア産の天然木を用いて、ハンドクラフトで作られた美しいスピーカーを手がけるイタリアのブランド「Chario(チャリオ)」。同社は、昨年日本に上陸したばかりとなる、1975年に設立したミラノ郊外のスピーカーメーカーだ。そのデザインや音へのこだわり、そして魅力について、土方久明氏が中心人物にインタビューした。

チャリオの経営者であるアレサンドロ氏(左)とミシェール氏(右)にインタビューを行った

まるで工芸品のような美しいキャビネットと、音楽性豊かなサウンド。それは、チャリオが手がけるプロダクトの特徴である。なかでもブランドが得意とする天然木を利用してハンドメイドされるスピーカーは、「AVIATOR」「ACADEMY」「CONSTELLATION MKII」という3シリーズが用意され、日本では合計7機種のラインナップが展開されている。

美しい木目が特徴的なスピーカーラインナップ

このたび、同社のキーパーソンである2人、ALESSANDRO MIGLIORINI氏(以後、アレサンドロ氏)とMICHELE NEBEL氏(以後、ミシェール氏)に、同社の持つフィロソフィーや苦労談、そして将来のビジョンを聞くことができたのでお伝えしよう。

すべて “イタリア素材” で作るこだわり。デザインは技術面から生まれた

−− はじめまして。まずはお二人の社内での役割を教えてください。現在社員は何人いるのですか?

アレサンドロ氏 私とミシェールはともに、チャリオの共同経営者です。ミシェールがCEOで全体統括、私は製品の流通やお客様のケアを担当しています。そして社員は18人です。

−− ブランドの理念を教えてください。

アレサンドロ氏 会社が設立されて44年が経過していますが、当社の理念は一貫しています。最も大切なのは音楽の素晴らしさをストレートに伝えることです。

私もミシェールもポップス、ロック、クラシックとジャンル問わずなんでも大好きなのですが、スピーカーで音楽のライブ感をそのまま再現したいと常々思っています。そして、キャビネットからユニットまですべての素材をイタリア製とすることにこだわっており、組み立てもイタリアで行っています。

ミシェール氏は、「最も大切なのは音楽の素晴らしさをストレートに伝えること」だと説明

−− 輸入オーディオにはお国柄が出ますから、そう聞くとワクワクします。イタリアのスピーカーということで、音楽性豊かなサウンドが気になるところですが、チャリオの製品で最初に目につくのは美しい天然木を使い、高いビルドクオリティで組み上げられたキャビネットですね。

アレサンドロ氏 キャビネットにはこだわっています。使われる木材は木目が大きく、他にはない少し変わった木目のものを使っています。加工も難しく、原木を6ヶ月から8ヶ月寝かせて、内部に含まれる水分を調整してから加工しています。

ミシェール氏 実はこのデザインは技術的な側面から生まれたものなのです。チャリオのスピーカーの多くは、サイドキャビネットは無垢の木材、そして正面のバッフルにはHDFを使っており、このコンビネーションでキャビネットの振動を大きく抑制しています。

デザインは「技術的な側面から生まれた」ものだとアレサンドロ氏

−− 日本導入が決まり、発表会で初めてチャリオのスピーカーを聴いたときや、先だって「Lynx」をレビューしたときに共通して感じたのですが、キャビネットの響きを非常に上手にコントロールして、良い響きを作り出しているなと思ったんです。

ミシェール氏 実は無垢材とHDFを接合する接着剤の濃さや使い方に大きな秘密があります。接着剤は複数の市販品を利用していますが、それらをブレンドする比率は、1975年の設立以来ノウハウを積み上げてきました。

測定値には表れない「音楽性」を重視する

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