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インタビュー

伝説のアイドルを現代最先端の技術で

Wink結成30年を経て登場した“オリジナル・マスタリング” UHQ-CD、その制作背景に迫る

季刊・オーディオアクセサリー編集部

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2018年11月19日
アイドル大国、日本。その時代のトレンドを反映させた楽曲や音作りを満載した音源が多いのもアイドル作品の特徴で、実はオーディオファンの間でも高い人気を誇る作品が多い。作曲家、作詞家はもちろん、アレンジャーにも錚々たる面々を起用していることも、見逃せない魅力のひとつと言えるだろう。

そんなアイドルのなかでも、1980年代後半〜90年代半ばを象徴するのがWinkだ。相田翔子と鈴木早智子の二人からなるWinkは、それまでのアイドルとは異なる控えめなキャラクターで売り出された。人形のような衣装で無表情に歌うその姿。「マリオネット・アイドル」と言われたWinkは、まさに一斉を風靡したアイドルと言っても過言ではない。

Winkの30周年を記念して7月11日から3ヶ月にわたって全15タイトルがオリジナルリマスターUHQ-CDとして発売された

Winkデビューからちょうど30年となる4月27日に発売された8枚のEP

Winkの結成から30年が経った今年、ポリスターの2つの記念企画が大きな話題を集めた。ひとつが、結成の日からちょうど30年にあたる今年4月27日に発売された代表曲6作品+プロモオンリーとなる2作品、合計8タイトルをリリースしたEP盤。そしてもうひとつが、全15アルバムを7月11日から3カ月連続でリリースしたオリジナル・リマスターUHQ-CDである。

今回のオリジナル・リマスターにあたってキーパーソンとなった(株)ポリスターの中澤亮司氏(左)とJVCマスタリングセンターのマスタリング・エンジニア小林良雄氏(右)

実はWinkが活動した1988年〜1996年というのは、音楽産業としてもひとつの過渡期だった。CDが登場し、レコーディングの主流はアナログからデジタルへ。そんなサウンド面でもまさに激動期に誕生した作品たちが、果たして現代というフィルターを通したことでどのように生まれ変わっているのか。今回は、本企画のリリースにあたって中心的役割を担った(株)ポリスター 編成部 プロデューサーの中澤亮司氏と、音質面で大きなカギを握ったJVCマスタリングセンター 代官山スタジオのマスタリングエンジニア、小林良雄氏の両名に、本作リリースに関する背景を聞いた。

オリジナルの良さを伸ばすためにマスタリングが必要

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