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<山本敦のAV進化論 第164回>

Bluetooth “第3のハイレゾ級規格”「HWA」本格展開は秋から! ファーウェイ担当者が詳細を語った

公開日 2018/07/26 08:00 山本 敦
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機器同士がLHDCのコーデックでつながると、P20 ProのBluetooth設定の画面に「HWA」のロゴが表示される。他のプレーヤーでも同じように、HWAで接続中であることがすぐにわかるような表示を行う予定という。

HWAに対応するワイヤレスイヤホンの試作機を試聴することができた。P20 Proに接続すると、一覧に並ぶイヤホンの名前の隣に「HWA」で接続中であることを知らせるロゴが表示される

端末に入っていたハイレゾ楽曲を何曲か手短に試聴してみたが、総じてナチュラルな音色と質感、高いディティール再現力を確認できた。音楽としてのつながりも非常にスムーズで自然な耳当たりが得られた。

ボーカルは中高域のきめ細かさが冴えているし、生楽器の音色は納得のリアリティ。イヤホンのキャラクターを差し引いても、HWAがこれまで聴いていたBluetoothオーディオのサウンドに比べて明らかに雑味なく、艶っぽいサウンドを実現していることはよくわかった。HWA対応オーディオ機器が商品化される日がますます楽しみになってきた。

ちなみにChang氏の説明によると、LHDCコーデックは、THD+N(歪率)が-149dB、ダイナミックレンジが148dBにも達するという。Chang氏はLHDCを「エア・ケーブル」と表現。まるでワイヤードのような音質を実現しているという意味だ。またLHDCは音質だけでなく、機器同士の安定した接続性能も担保しているようだ。

ユーザーが利便性だけでなく音質にも注目するような体験を

前回のレポートでお伝えしたように、HWA対応オーディオ機器は、サビテックが開発したLHDCコーデックを、ハード/ソフトいずれかで実装することが必須となっている。ただし、チップの選択については自由度が高く、HWAフォーラムのパートナー企業が今後開発する様々なモジュールを組み合わせ、最終的にHWAフォーラムによる認証を取得すれば商品化できる。

ちなみに今回試聴したイヤホンのプロトタイプには、サイプレス・セミコンダクタのBluetoothレシーバーチップとサビテックのCPUを一体化したHWAのハードウェアソリューション(=SoC)、シーラスロジックのDACが搭載されていた。

HWAフォーラムでは対応機器について、再生できるサンプリングレート・ビット深度の上限や音質に合わせ、2段階の認証レベルを設けて区分していくという。ここも筆者が前回のレポートでは “3段階” とお伝えしていたところ、技術仕様の改訂があったようで、96kHz/24bit対応の「プレミアム(仮称)」と48kHz/24bit対応の「スタンダード(仮称)」の2段階にまとめられることになりそうだ(48kHz/16bitのグレードが省かれた格好)。

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