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今後のポータブルオーディオ戦略も

CHORDのキーマンが語る “全てが新しくなった” 「Hugo2」、そして「Poly」開発秘話

公開日 2017/04/06 11:15 インタビュー/構成:佐々木喜洋
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デジタルフィルター切換に新対応。拡張モジュール登場予定は?

ーー 今回はDSD対応も進化していますね。初代HugoはDSD256まででしたが、Hugo 2ではDSD512まで対応しています。

ワッツ氏 その通りです。ただしfoobar2000などを使ってDSDネイティブモードで再生しているときはDSD512に対応できますが、DoPを使うならばDSD256までとなります。

ーー Hugo 2の新機能ではデジタルフィルターの切り替えができるようになりました。

ワッツ氏 たとえばきつめの音のヘッドホンと、きつめの音の音源を合わせて聞くときなど、音を少しソフトに聞こえるようにできるようになりました。これはたとえば256FSフィルターよりも16FSフィルターのほうがサンプル間の時間差が大きいために、ややソフトな音に聞こえるということからきているのです。サンプル間の差が小さくなれば、音はよりシャープでブライトになります。

ロバート・ワッツ氏は、新機能であるデジタルフィルター切り替えについて、その詳細と使いこなしのポイントを語ってくれた

フランクス氏 ブライト(ギラつく感じ)というよりは、より自然に聞こえると言うべきだと思うよ。

ワッツ氏 ブライトというより正確な音というべきかな。

ーー つまり音自体は自然なために、ヘッドホンがきつめだとそれが際立ってしまうということですね。

ワッツ氏 そうですね、設定でいうと白(16FS+256FS)が一番正確な音になります。それを音源やヘッドホンに合わせてフィルターを調整してソフトにしていくということです。

本体を上から見て左端に並ぶボタンのうち、1番上がデジタルフィルター切り替えのボタンとなる

ーー 白が標準的と考えるべきでしょうか?

ワッツ氏 いつも聴くとなると、私なら緑(256FS+HF)を選びます。HFフィルターはハイレゾ音源用のフィルターで音を自然にしますが、少しソフトな音になりますから。

※筆者注:Hugo2のデジタルフィルターの設定は、「WTA1(16FS)のみ」「WTA1(16FS)とWTA2(256FS)」の2通りに、「HFフィルター(ハイレゾ用)」のある/なしを組み合わせた4通りが選べる。インジケータの色は赤みがあるほど暖かみのある音になるとのこと。

ーー Hugo 2については側面が空いていたりしていますが、なにか拡張モジュールは出るのでしょうか?

フランクス氏 考えてはいますが、まだ開発している段階というところです。


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