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「DRAGONFLYは一般層にまで届いた」

AudioQuest、ヘッドホンに参入へ − アジア・パシフィック担当幹部インタビュー

2013/02/22 ファイル・ウェブ編集部
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■ヘッドホン参入を明言。交換ケーブルの投入も

そして、AudioQuestのヘッドホン参入についても、具体的な話を聞くことができた。詳細な投入時期や製品ラインナップなどは明かされなかったが、同社のオリジナル・ヘッドホンの開発が着々と進んでいるようだ。

Shaun氏は同社初のヘッドホンについても語ってくれた

「ヘッドホンのマーケットは、当然ながら視野に入れています。すでに米国の代表的なイヤホンブランドであるWestoneのデザイナーも雇い入れました。彼は基本的に形状やデザインの担当者で、サウンドの部分はAudioQuestの人材がその強みを活かして担当していく予定です。
ご存じのように、我々が他社にない力を発揮できるのはケーブルです。ケーブルでヘッドホンの音は明らかに変化します。この強みを活かした、AudioQuestならではのヘッドホンを考えています」(Schuetz氏)

一方で気になるのは、ケーブルブランドとしての強みを活かしての、ヘッドホンの交換ケーブルへの参入だ。日本でもヘッドホンのリケーブルが注目されていることを伝えると、「もちろん交換用ケーブルも検討している」との答えが返ってきた。

「他社のヘッドホンの交換用ケーブルというのも検討しています。音質だけでなく、軽さやタッチノイズの少なさなどヘッドホンケーブル特有の要素もあるので、そこは我々の腕の見せ所です。ぜひ楽しみにしていただければと思います」(Schuetz氏)

インタビューの最後に、Schuetz氏が、変わらぬケーブルへの情熱を語ってくれた。

「我々はもう30年以上も真剣にケーブルに取り組んでいますが、いまだ改善の余地があります。これはケーブルというジャンルの非常に興味深いところです。AudioQuestはこれからもチャレンジし続けます」

ネットオーディオ誌の編集部員と記念撮影

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