トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2025/07/25 06:30
【AV Kansai/専用室シアター】制約の多いツーバイフォー住宅に導入を実現

セカンドライフが充実! リノベで叶えた4K/120型&7.1.4chプライベートシネマ

編集部:塚田真由子

AV Kansai宝塚店が手がけた兵庫県U邸のホームシアター


リフォームを機に5.1chからアップグレード


学生時代からオーディオに熱を上げていたというUさん。約30年前からはビジュアルにも興味を持ちはじめ、ボーズの「301MMII」による5.1chシステムを寝室に組んでいたが、数年前にお母様が亡くなったのをきっかけに、空いていた和室をリフォームし、ホームシアターの導入を決意したのだという。


インストールを手がけたのはAV Kansai宝塚店の西村高志氏だ。リフォームで、しかも在来工法よりも制約の多いツーバイフォー住宅ながら、写真のとおり、ゴージャスなプライベートシアターができあがった。色調はダークトーンながら、華やかなアクセントクロスを採り入れることで、表情豊かな空間に仕上げている。しかも窓は最小限で、昼間でも外光をシャットアウトできる。



スクリーンは120型。空いた和室が一変、ゴージャスな専用室に




ソニーの77型4K有機ELテレビ「KJ-77A9G」を採用した2WAYスタイル




シアタールーム後方


画質/音質ともに妥協せず臨場感を追求


プロジェクターはJVC「DLA-V5」。その高精細な映像を受け止める大画面には、オーエスのHDR適合スクリーン「レイロドール」を選択。ゲイン2.7により、高コントラストの力強い映像が楽しめる。


音響面も妥協せず、Bowers & Wilkins「702 S2」を中心としたDolby Atmos対応7.1.4chを実現している。サラウンドはフロア型、サラウンドバックはPAスピーカー、トップスピーカーは埋め込みタイプにし、高低差を設けることで、Dolby Atmosアトモスの臨場感を追求している。




プロジェクターはネイティブ4Kパネルを搭載したJVC「DLA-V5」をチョイス



スクリーンはオーエスの4K適合幕面「レイロドール」




フロントスピーカーはBowers & Wilkins「702 S2」をチョイス。KEFやヤマハなどのトールボーイ型と比較試聴したなかから選んだ(左)/サラウンドスピーカーはBowers & Wilkins「704 S2」。サラウンドバックは、Uさんが約30年前から使用しているボーズのPAスピーカー「301MM?」を転用している。ちなみに中央に見えるのはティアックのオープンリールデッキ(右)




トップスピーカーはDALI「PHANTOM E50」を埋め込み設置している




試聴位置左側は階段下のデッドスペースになっているため、壁を掘り込み、AVアンプなどの機器類を収納している。機器のメンテナンスもラクラク。画像左がシアタールーム側、右が裏側のメンテナンス室


寝室で気軽に視聴を楽しめるひと工夫も


加えて、西村氏はネットワーク環境も整備。シアタールームで録画したコンテンツを、寝室にあるテレビでもリモコンひとつで楽しめるようにした。


シアタールームはひとりで使うことがほとんどというご主人だが、寝室ではWOWOWの「ドラマW」や海外ドラマなどを奥様と一緒にご覧になっているそうだ。しかも、テレビのリモコンひとつで、難しい操作なしに録画番組を観られるとあって、奥様も満足しているごようす。


「長年テレビシアターを楽しんできましたが、やはりスクリーンでの感動は別格。WOWOWのドラマや映画を大画面で楽しむのは最高の贅沢です」と、長年の夢が叶い、Uさんも大満足のようす。大好きな映画や音楽にじっくり浸れる専用室によって、Uさんのセカンドライフはますます豊かになったに違いない。



寝室にはソニーの4K液晶テレビ「KJ-65X8000H」を壁掛け設置。WOWOWオンデマンドに加入し、「ドラマW」などをご覧になっているという。ちなみに、リフォームしたのは和室と寝室の2部屋




ご主人のお気に入りアーティストは谷村新司だそうで、CDを多数所有している。


(撮影:大野 博)


 


U邸ホームシアター概要


HOME THEATER DATA ●住宅形態:戸建/リフォーム ●ホームシアターの広さ:約14畳 ●画面サイズ:120型+77型 ●サラウンド:7.1.4ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、ホームネットワーク ほか


SYSTEM LIST ●プロジェクター:JVC DLA-V5 ●スクリーン:オーエス TP-120HM-MRK1-HF102 ●有機ELテレビ:ソニー KJ-77A9G ●AVアンプ:デノン AVC-X8500HA ●ブルーレイプレーヤー:ソニー BDP-S360 ●セットトップボックス:パナソニック TZ-HT3500BW ●フロントスピーカー:B&W 702 S2 ●センタースピーカー:B&W HTM71 S2 ●サラウンドスピーカー:B&W 704 S2 ●サラウンドバックスピーカー:BOSE 301MM? ●トップスピーカー:DALI PHANTOM E50 ●サブウーファー:ヤマハ YST-SW225 ●液晶テレビ(寝室):ソニー KJ-65X8000H


[INSTALL SHOP/INSTALLER]





AV Kansai 宝塚店


場所:兵庫県伊丹市荻野6-65-1
TEL:072-781-6661
営業時間:10時00分 – 20時00分
定休日:水曜日
ホームシアターの視聴室:あり





インストールを担当した西村高志氏


 

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB