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公開日 2025/11/25 06:30
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】シリーズ10に刷新!“価格を超える”ワイヤーワールドの中核XLRケーブル「Eclipse 10」

園田洋世

今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今月はオーディオアクセサリー銘機賞2026の「グランプリ」受賞モデルを重点チェックする。本日は“シリーズ10”へと進化したWIREWORLD(ワイヤーワールド)から、中核グレードのXLRインターコネクトケーブルの「Eclipse 10 XLR」をピックアップ!



WIREWORLD XLRケーブル「Eclipse 10 XLR」(105,600円/1.0mペア・税込)



クラスを大きく超えるパフォーマンス


今年ワイヤーワールドのケーブル群はシリーズ8からシリーズ10へとモデルチェンジして、音質は飛躍的な進歩を遂げた。グランプリ受賞モデルのひとつ、「Eclipse 10 XLR」を聴いてみよう。


Qobuzでライブ録音のサラ・バレリス「Love On The Rocks」を再生すると聴衆の歓声と拍手が生々しくてびっくりする。生気が漲っている。まさにエネルギッシュ! ピアノとヴォーカルは非常にみずみずしい音色と質感で、しかも解き放たれたかのように伸びやかだ。



「Eclipse 10 XLR」をマランツのプレーヤーに接続したところ


導体自体は「Eclipse 8 XLR」と同じOCC 7N銅なのだが、導体のトータルな断面積を増やすのではなくストランド・グループ(素線の束)の数をシリーズ8より大幅に増加させたことが、この抑圧感皆無の、聴いていて楽しくなる豊かなダイナミクス表現を生んだようだ。


古い録音のハイ・ファイ・セット「卒業写真」もいい。やはりどの楽音も伸びやかでよく歌う。そして質感になめらかさと潤いがある。


フラグシップ「Platinum Eclipse 10」と同じ導体構造「Quad DNA HELIX」を採用する「Eclipse 10」はクラスを大きく超えるパフォーマンスを聴かせてくれる。試聴すればグランプリ受賞を納得されることだろう。

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