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公開日 2025/07/03 06:30
新しい「クリスタルスター」は明るさとコントラストが向上、視野角も広く

鮮やかな大画面を明るい場所で! 新生地で画質と使いやすさを両立するエリートスクリーン「AEON クリスタルスター」をチェック

鴻池賢三

「AEON(イオン)シリーズ クリスタルスター」使用イメージ


エリートスクリーンの新製品「AEON(イオン)シリーズ クリスタルスター」は、新しい幕面「クリスタルスター」を採用した抗外光スクリーン。外光や照明のある環境でも映像のクオリティを維持し、大画面を明るい部屋で、大人数で楽しめる新世代のスクリーンだ。


オーディオビジュアルの総合アワードであるVGPでは、クリスタルスターの採用、ならびに液晶構造層によるコントラストと明るさの向上が高く評価され、特別大賞および部門金賞が授与された。その魅力に、VGP審査副委員長を務める鴻池賢三氏が迫る(編集部)



「AEONシリーズ クリスタルスター」がVGP映像音響部会にて、特別大賞および部門金賞をW受賞


リビングで超大画面を叶えるなら「抗外光スクリーン」が効果的


近年はWi-Fi機能を搭載、さらに各種VODサービスに対応し、スタンドアローンで映像視聴が可能なスマートプロジェクターが続々と登場。こうしたプロジェクターは、光源に旧来の高圧ランプではなく、高輝度で寿命も長いLEDやレーザーを採用しているケースがほとんど。暗室でなくても明るい映像が楽しめるよう設計されており、一般的な家庭のリビングでも扱いやすい。


その甲斐あってユーザー層は拡大、プロジェクターはマニア好みの特殊な映像装置から、テレビと同列の選択肢となりつつある。100型を超えるテレビはまだまだ高価で設置も簡単ではない。超大画面を目指すなら、プロジェクターの存在価値は高い。


プロジェクターを利用する上で課題となるのが、映像の見え方に影響を及ぼす「周囲の明るさ」だが、これを解決してくれるのが「抗外光」タイプのスクリーン。プロジェクターから放たれた映像光を、視聴者の方向に集中的に反射し、それ以外の光は別の方向に反射したり、吸収したりする光学的に特殊な幕面を備えたスクリーンだ。


製品によって特性や効果はさまざまだが、明るい日中でもプロジェクターの大画面映像を楽しめるとあって人気が高まっている。そのような中、数あるスクリーンブランドの中でも特に注目したいのが、抗外光スクリーンの展開へいち早く取り組み、リーズナブルな価格でラインナップを増やしているエリートスクリーンだ。



エリートスクリーンの視聴室で100型モデルをチェックした



効果的な抗外光で明るい映像と広い視野角を両立


エリートスクリーンから新たに発売された「「AEONシリーズ クリスタルスター」は、軽量かつ組み立て/壁掛けが簡単で、ユーザー自身でも設置が可能なパネル型スクリーン “AEONシリーズ” に、液晶技術を応用した画期的な抗外光タイプの幕面「クリスタルスター」を組み合わせたもの。


クリスタルスターは、表面の保護層、光を操る液晶構造、強度を保つPETフレーム、液晶構造に作用する磁気シートの4層で構成され、効果的な抗外光で明るい映像と広い視野角を両立。長焦点および短焦点プロジェクターの両方に対応する幕面だ。







液晶構造層の中に特殊配置された液晶分子に磁気シートが作用することで、光の透過と反射をコントロール。入射後の光が効果的に反射/拡散されスクリーン全面に広がり、コントラストと明るさが大幅に増加している



 


エリートスクリーンではほかにも、より投写距離の短い超短焦点/短焦点プロジェクターに対応する幕面として、フレネル光学レンズ原理の採用によって非常に明るい映像を実現した「フェネル」、大人数向けに左右の視野角特性も考慮した「スターブライトCLR」、さらに長焦点/短焦点プロジェクター用として、フェネルと同様のフレネル光学レンズ原理を最適化した「ダークスター7」といった計4種の抗外光構造の幕面をラインナップしている。


クリスタルスターはこれまで空白となっていた、長焦点/短焦点プロジェクターに対応する視野角の広い幕面として登場。設置環境や視聴人数など、ユーザーの要望に応じて選択が可能なのはうれしい。



クリスタルスターの登場によって、抗外光スクリーンのさまざまなニーズを網羅するラインナップを完成させた



液晶テレビと遜色ない明るさとコントラストに圧倒される


エリートスクリーンの視聴室にて、100型モデルを実際に視聴した。映像を目の当たりにして驚いたのは、圧倒されるほどの明るさと高コントラスト。明るい日中でも、液晶テレビと見間違えるほど鮮明なのだ。抗外光を謳うスクリーン幕面はいくつか存在するが、明るい光環境でHDRのピーク感までも感じられるのはクリスタルスターが初めて。液晶を応用した構造が、光を巧みに操り、指向性を高めているようだ。



リビングとダイニングの照明を点灯したまま100型の大画面映像を視聴できる


一定方向に光を反射する特性上、視聴位置からは画面の隅がどうしても暗く見えるが、多くの映像作品では中心付近を注視することになるので、慣れると気にならない。明室で映像の視認性を確保でき、暗室にすればピーク感が鋭い高コントラストな映像美が楽しめる。液晶テレビと並ぶ選択肢に十分なり得るだろう。



画像左から、リビングの照明を点けた状態、リビングは消灯して真後ろに位置するダイニングの照明のみを点けた状態、どちらも消灯してカーテンを閉めた状態。たとえばLDKでリビングは消灯、ダイニングは照明を点ければ、映画を視聴する人と食事をつまみながらくつろぐ人の共存も叶えられそう







スクリーン背面(左画像)。AEONシリーズはスクリーン生地、フレーム(銀色の部分)、フレームカバー(周りの黒色の部分)と固定パーツによって構成されており、ユーザー自身で組み立てることも可能。エリートスクリーンの視聴室では、天井補強を行いクリップをしつらえ、銀色のフレーム部分をクリップに引っ掛けて天吊り設置していた。スクリーン生地は後ろからからバネで引っ張って固定し、平滑性を確保している(右画像)


“明るいリビングでも楽しめる超大画面ホームシアター” をお試しあれ!


新世代といえる高輝度プロジェクターが登場しつつも、明るいリビングで壁面投写となると、視認性と画質の両面で限界があった。しかし、エリートスクリーンの高品位な抗外光スクリーンを用いれば、驚くほど鮮明な映像が得られる。クリスタルスターにいたっては、液晶テレビに近い映像体験すら叶えられるだろう。


100型の大画面映像の実現において、スクリーンの利用はトータルコストで液晶テレビを凌ぐ。とくにエリートスクリーンの製品は設置や移動が比較的簡単というメリットもあり「明るいリビングでも楽しめる超大画面ホームシアター」を、品質とコストの両面でより身近にしてくれる。AEONシリーズ クリスタルスターが、住まいの中心に超大画面のある、新しいライフスタイルをもたらしてくれそうだ。



 




[SPEC]
ELITE SCREENS「AEONシリーズ クリスタルスター」
・100型「AR100H4-SBCLR15」:260,000円(税込)
・120型「AR120H4-SBCLR15」:300,000円(税込)
・130型「AR120H4-SBCLR15」:360,000円(税込)


●ゲイン:1.5 ●アスペクト比:16:9 ●画面サイズ:2214W×1245Hmm ●外形寸法:2244mm×1275mm ●質量:18kg 100型「AR100H4-SBCLR15」の場合


(提供:エリートスクリーンジャパン)

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12/19 11:02 更新

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