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公開日 2023/09/29 06:30
サウンドバーで「引き出す」

スポーツの熱狂、リビングでも“リアル”サウンドで。Polk Audio「Signa S4」なら叶う

海上 忍

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Polk Audioの「Signa S4」は、映画はもちろんスポーツ番組の視聴に長けたサウンドバーだ。サウンドバーといえば、映画を大迫力のサウンドで楽しめる、というイメージかもしれない。だが、あまり映画は見ない、という向きにも多大な恩恵をもたらしてくれる。

スポーツ番組における、贔屓のチームがサヨナラ勝ちを決めたときの、球場全体を揺るがすようなどよめき。このキックで勝敗が決まる、というサッカーPK戦の空気感。スタジアムのあの興奮が蘇るなら、悪くない投資だ。

「Signa S4」

最近は薄型テレビの大画面化が著しく、売れ筋は50インチ台。4KやHDRといった高画質技術も普及し、映像面では隔世の感がある。一方の音声面ではイマーシブオーディオなど新技術は現れたものの、音は空気の振動で伝わるからある程度の容積が不可欠、より薄く軽い方向を目指す映像面と相容れない。それが「画質は申し分ないが音は...」という薄型テレビが目立つ理由だ。

そこで、サウンドバーが注目されている。薄型テレビと同じくらいの横幅があれば、画面全体が鳴るようなサウンドを実現できるし、サブウーファー付きのモデルは腹の底から響くような重低音も堪能できる。テレビ単体で迫力のサウンドを実現しているモデルもあるが、サウンドバーは “後付け” できるから、なにかと手間なテレビの買い替えを避けられる現実的なステップアップ策となっている。

スポーツ番組をより楽しむなら “サウンドバー”



Signa S4は、25mmトゥイーターと120×40mmミッドレンジ各1基をフロントL/Rに、センター専用に25mmフルレンジを割リ当て、上向きにサウンドを放射する66mmイネーブルドスピーカーを2基搭載。サブウーファーを含めると3.1.2ch、ドルビーアトモスにも対応した3Dサウンド/立体音場を実現する。

イネーブルドスピーカーでサウンドを上向きに放射する

サブウーファーは150mmの大口径。本体との接続は独自規格のワイヤレスで、テレビ台の裏でもソファーの横でも置き場所は自由自在だ。eARC(エンハンスド・オーディオ・リターン・チャンネル)対応だから、テレビと本体の接続は付属のHDMIケーブル1本。サウンドバーの導入が初めてでも悩むことはない。

サブウーファーはワイヤレス接続。150mmの大口径ユニットを搭載する

本体のスリム設計もポイント。高さは60mmに抑えられているから、テレビ前に置いても画面を隠すことはないし、リモコン受光部を遮ることもない。幅は約104cm。50インチ前後の薄型テレビと組み合わせるとちょうどいいサイズ感だ。付属のテンプレートとスペーサーを使えば壁掛け利用もOK、テレビ台なしでも設置できる。

スリムな設計なので、テレビの前に置きやすい

サウンドモードには、ムービーとミュージックを用意する。最適なプリセットEQ設定をリモコンからワンボタンで呼び出せるので、手間がかからない。小音量再生時に音声を聴き取りやすくするナイトモードも備えているから、夜でも気兼ねなく楽しめる。また、解説などの声を聞き取りやすくする、3段階の「Voice Adjust」機能も搭載されている。

「お手頃感」もSigna S4のアドバンテージだ。ドルビーアトモス対応でワイヤレスサブウーファーも装備し、3.1.2chというスペックでありながら実勢価格は4万円前後。それなら “後付け” してみたい、そう思わせる充実ぶりが本機の魅力ともいえる。

「WBC決勝」の熱狂、さながら“リアル球場”のサウンドで

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