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シャープ、防犯アラートや電話アシスタントで機能充実のスマートフォン「AQUOS wish5」
編集部:松原ひな子シャープは、防犯アラートや電話アシスタント機能などの搭載によって、使いやすさを追求したAndroidスマートフォンのベーシックモデル「AQUOS wish5」を6月下旬より順次発売する。価格はオープンで、税込3万円前後での実売が予想される。
カラーはMISORA(み空)/NADESHIKO(撫子)/WAKABA(若葉)/YUKI(雪)/SUMI(墨)の5色を用意する。
なお、誤作動を防ぐべく高性能な振動検知システムが導入されており、本機をポケットに入れて走った程度ではアラートが発動しないよう調整がなされている。
また、利用できるフォントにモリサワの「UD学修丸ゴシック」と中国語簡体字の「文鼎UD晶熙中粗黒」が追加されたこともトピック。小学校教科書や病院で採用されているという「UD学修丸ゴシック」によって日本語をより読みやすく、簡体字フォントの追加によって中国語話者のユーザーでも使いやすいよう配慮されている。
AIを活用した電話アシスタント機能も搭載。過去の特殊詐欺の事例をもとにAIが通話内容を解析し、不審な電話をブロックする。さらにAIが留守番電話に録音された内容をテキスト化し、後から用件を確認することができる。
本体は約6.6型のHD+(720×1,612)の大型液晶ディスプレイを搭載。最大リフレッシュレートは120Hzに対応、輝度も向上したことで、よりなめらかで明るく見やすい表示になった。
CPUはMediaTek「Dimensity 6300」を新しく採用し、CPU性能が約20%、GPU性能が約13%向上した。仮想メモリは4GBまで拡張可能になり、なめらかで快適な使い心地を実現する。RAMは4GB、ストレージは64GB/128GBのほか、microSDカードは2TBまで対応。セキュリティのアップデートを4年間サポートする。
メインカメラはf1.8/約5,010万画素の広角レンズを採用した単眼構成。AQUOS独自の画質エンジン「ProPix lite」を搭載し、夜景やポートレートもくっきりと鮮明に撮影することが可能という。インカメラはf2.0/約800万画素。
筐体は米国国防省の調達基準「MIL-STD-810H」に準拠した防水・防塵・耐衝撃性能や耐コンクリート落下性能を装備。新たにIPX9の防水性能に対応し、80℃の高温や高圧の水流にも耐えられるようになったため、日常生活はもちろん、アウトドアなどでも気兼ねなく利用できるという。
バッテリーは、5,000mAhの大容量のモデルを搭載しており、バッテリー残量を気にせず動画視聴やゲームプレイなどを楽しめるとアピールする。バッテリーの充電を制御して劣化を抑える独自の「インテリジェントチャージ」にも対応。
デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」がデザインを監修しており、前モデル「AQUOS wish4」から好評だという、カメラを囲う “自由曲線” が印象的なデザインを継承している。手になじみやすい丸みを帯びた筐体で、優しさを帯びたフォルムと丈夫さを両立したという。
ボディは再生プラスチック材を約60%、サイドキーには再生アルミ材を100%使用。塗装には大気汚染の原因となる揮発性有機溶剤(Volatile Organic Compounds)の含有量を抑えた低VOC塗料を使用している。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothはバージョン5.3に対応。SIMカードはnanoSIMとeSIMのDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)に対応する。ほか、おサイフケータイ/NFCが利用できる。
接続端子としてUSB Type-C、3.5mmステレオミニを装備。外形寸法は約76W×166H×8.8Dmm(突起部除く)、質量は約187g。
5月29日(木)に東京都港区のシャープ東京ビルにて新製品発表会を実施。with5については、同シリーズのコンセプトである「つよくてかわいい(つよかわ)」をよりアップデートしたと説明。「より幅広い世代に、よりグローバルに」使い勝手をアピールするよう新しい機能を搭載したという。
具体的には、上述したような業界初の振るだけで発動するアラート機能やIPX9の防水性能によって、初めてスマートフォンを持つ子どもでも安心して使用できるように配慮。また、視認性の高いフォントや簡体字フォントの追加によって国籍を問わず快適に使えるようアップデートを施したとのこと。