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ビートルズのグッズ展開などの権利をユニバーサルミュージックが独占獲得
編集部:石井達也ユニバーサル ミュージック グループ(以下、UMG)は、ザ・ビートルズの作品および権利を管理するApple Corps(以下、アップル・コア)と、独占的かつ長期的な新たなグローバルパートナーシップを締結したことを発表した。
本契約により、UMGはザ・ビートルズのフィジカルおよびデジタルマーチャンダイジング(関連商品の企画・販売)、ライセンス業務、およびeコマースを世界規模で統括することとなる。
UMGはこれまでもザ・ビートルズの音楽カタログを管理してきたが、今回の提携により両社の関係がさらに強化され、音楽にとどまらない多角的な展開を推進するとしている。
アップル・コアは現在、ザ・ビートルズの音楽と文化的レガシーを新たな世代に届けるためのプロジェクトを進めている。その一環として、2027年には世界初の公式ファン体験型施設「The Beatles at 3 Savile Row」がオープン予定。
7階建ての同施設では、未公開アーカイブ資料の展示や名盤『Let it Be』録音時のスタジオが再現されるほか、有名な“ルーフトップ・コンサート”の舞台裏をファンが直接体感できるようになるという。
さらに、2028年にはサム・メンデス監督による4本の伝記映画『The Beatles – A Four Film Cinematic Event』の公開も控えている。メンバー4人それぞれの視点から描かれる本プロジェクトは、アップル・コアとザ・ビートルズがメンバーの人生を描く権利と音楽の使用権を全面的に許諾した初の事例となる。
今回のパートナーシップについて、アップル・コアCEOのトム・グリーンは「2027年の体験型施設のオープンや2028年の伝記映画の公開を控え、これほど心が躍る時期はない」と期待を寄せる。また、UMG会長兼CEOのルシアン・グレンジも「ビートルズの芸術性にふさわしい本格的なファン体験を通じ、彼らのレガシーを守り、さらに発展させていく」と語っている。
UMGはアビイ・ロード・スタジオを擁しており、ザ・ビートルズの全211曲中190曲が同スタジオで録音されるなど、両者は長年にわたり深い関係を築いてきた。UMGは今後、世界トップクラスのライセンス・マーチャンダイジング能力を活用し、ザ・ビートルズの魅力を長年のファンから新たな世代まで、世界中のより多くの人々に伝えていくとしている。
関係者コメントの全文は下記の通り。
アップル・コア CEO/トム・グリーン
UMGとマーチャンダイジングにおける新たなグローバル契約を締結できたことを大変嬉しく思います。2027年の『3 Savile Row』のオープンと、2028年の伝記映画の公開を控え、ビートルズに関わる仕事に取り組む上でこれほど心が躍る時期はありません。ザ・ビートルズが発信してきたメッセージは、今の世界において、これまで以上に大きな意味を持ち、必要とされています。私たちが計画しているすべての取り組みを通じて、多くのファンの方々に喜んでいただけることを楽しみにしています。
ユニバーサル ミュージック グループ 会長兼CEO/ルシアン・グレンジ
ビートルズは世界を変える音楽の力を体現しており、その影響力により彼らは音楽史上で最も象徴的で、時代を超えて愛され続ける文化的なブランドのひとつとなりました。アップル・コアから寄せられた信頼に深く感謝いたします。私たちはグローバルなパートナーシップをさらに深め、ビートルズの芸術性にふさわしい本格的なファン体験を通じて、彼らのレガシーを守り、さらに発展させていきます。私自身、生涯にわたるビートルズ・ファンとして、過去14年間にわたり築き上げてきた関係をさらに強化させていくことは、キャリアにおける大きなハイライトのひとつです。
ユニバーサル ミュージック グループUK 会長兼CEO / ディコン・ステイナー
ビートルズは、英国の音楽を世界の舞台の中心に据える上で、今なお大きな役割を果たしています。アップル・コアとのこの新たな契約により、世界中の人々が彼らの比類なき才能に触れる機会がさらに広がることでしょう。