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クロスゾーン、軽量化でモバイル性が向上した頭外定位ヘッドホン「CZ-12」
編集部:太田良司トライオードは、同社が取り扱うCROSSZONE(クロスゾーン)から、頭外定位の効果はそのままに、さらなる軽量化と低価格化を実現した頭外定位ヘッドホン「CZ-12」を12月に発売する。価格は99,000円。
「ポタフェス 2025夏 秋葉原」にてお披露目されていたモデルの、正式な発売時期が発表された格好となる。
「CZ-12」は、クロスゾーンの独自技術により、自然な頭外定位(前方定位)でスピーカーのような聞こえ方を実現した密閉型ダイナミックステレオヘッドホン。上位機の思想を継承しつつ、大幅な軽量化を実現し、屋外や移動中も含めた幅広い利用シーンを想定したモデルとしている。
主音源再生用に高域用23mmと低域用35mm、逆チャンネル音源再生用に35mmの3ドライバー構成を採用。純アコースティック技術ART(Acoustic Resonance Technology)とADC(Acoustic Delay Chamber)により、音楽ソースを選ばない自然な頭外定位と音場表現を実現している。
各ドライバーユニットの振動板にはベリリウムコーティングを施し、高剛性と内部損失の最適化を図った。さらにフレーム部に真鍮リングを装着し、強度確保と不要振動の抑制を両立。低域から高域までの自然で正確な再生を目指したとしている。
付属の専用ケーブルはOFCリッツ線を用いたツイスト構造で、伝送特性とノイズ耐性を向上。アンプ側プラグから8芯(4芯×2)に分岐する構造とし、左右チャンネルのセパレーションを確保する。端子はΦ3.5mmミニプラグで、ケーブル長は1.5m。
ヘッドバンドは新たに折り畳み式を採用し、携行性と収納性を向上させるとともに軽量化にも寄与。これまでオプションとして販売していたキャリングケース「CZ-CC10」(税込み8,800円)を標準で付属とし、モバイルでの使い勝手を高めている。
主な仕様は、周波数帯域が20Hz - 40kHz、感度が99dB、インピーダンスが75Ω。質量は約310g(本体のみ)。