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SpotifyとChatGPTが連携。プロンプトにあわせた楽曲を選定・再生
編集部:太田良司音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、ChatGPTとの連携を発表した。OpenAIは日本時間7日、ChatGPTとサードパーティ製アプリとの連携を発表したが、その一環として、ChatGPTからSpotifyを呼び出す機能が発表され、サービスが提供開始された。
ChatGPTのアプリやウェブから、チャット画面でプレイリストを呼び出したり、聴きたい曲を呼び出せるようになった。なおアプリの言語設定は、現在英語のみ対応。日本語の対応は未定とのこと。
ChatGPTに対して、チャット画面で聴きたい内容(曲/アーティスト/アルバム/プレイリスト/ポッドキャストエピソードなど)をリクエストすると、連携したSpotifyアカウントに紐づいて、会話の流れに沿ったリクエストが実行される。
注目すべきは、ジャンルやムードなど、曖昧な情報からでも、リクエストに合致した楽曲を提案し、再生できる点だ。
無料のFreeユーザーは、「Discover Weekly」や「New Music Friday」など、すでにSpotifyアプリ上で利用可能なプレイリストから音楽を探せる。お気に入りのアーティスト最新曲や、近いジャンルの一覧表示などができる。
有料のPremiumユーザーはより高機能な連携が可能で、複雑なプロンプトをもとに、Spotifyが新しく完全にパーソナライズされたトラックのセレクションを作ることができる。自分がよく聴いているアーティストを集めたプレイリストを作成したり、週末のドライブ旅行の計画を立てる会話を続けながら、「Spotifyで完璧なサウンドトラックを作って」などと頼むことも可能だ。
なおChatGPTでSpotifyを利用するには、事前に連携する必要がある。連携方法はChatGPTのチャット画面でSpotifyについて入力すると、Spotifyアカウントに接続するか求められるので、同意する。その後ログインページへ切り替わるので、ログインすることで利用できる。なお連携は完全に任意で、いつでも連携や解除が可能。
ログイン後は、リクエストに応じた内容で、自動的にChatGPTのチャット内でSpotifyのアプリが起動される。やりとりに応じたリストが表示され、チャット画面内に表示されたプレイリストをタップするとSpotifyアプリに遷移する。
なおOpenAIは、サードパーティ向けにChatGPTのアプリを作るためのSDKもプレビュー公開しており、今後、Spotify以外の音楽サービスもChatGPTから利用可能になる可能性がある。
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