「Dolby Vision 2」発表、映像エンジン再設計・コンテンツ最適化調整。ハイセンスのテレビが初採用
Dolby Laboratoriesは、新たな映像技術「Dolby Vision 2」を発表した。
2025/09/02
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世界最大級の家電・エレクトロニクス展示会「IFA2025」。ハイセンスは、Dolby Vision 2に対応する世界初のマイクロRGB LEDテレビ「U7S Pro」を発表した。中国で9月後半に発売するという。
ドルビーがDolby Vision 2を発表した際に、ハイセンス製テレビが同技術に対応する最初の製品になることが紹介されていたが、その詳細がハイセンスから明らかにされた格好。ハイセンスがIFAで開催したプレスカンファレンスにて発表された。
Dolby Laboratoriesは、新たな映像技術「Dolby Vision 2」を発表した。
2025/09/02
U7S Proは、マイクロRGB LED(※ハイセンスは「RGB-MiniLED」と呼んでいる)を採用するほか、映像エンジンにHi-View AIエンジンXを搭載。AIによってRGB LEDを精密に制御するという。
また、アンチグレア処理を施しており、映り込みがなく映像に集中できるとのこと。音声面では、4.1.2チャンネルサラウンドに対応し、フランスのオーディオメーカーのDEVIALET(デビアレ)が音質をチューニングするという。
なお、ブースでは、1月にラスベガスで開催されたCES2025にて発表した「116UX」を通してDolby Vision 2を紹介。ブースの説明員によれば「今回は技術デモでありローンチ時期など具体的なことは未定」とのことだったが、116UXもDolby Vision 2対応モデルになる可能性も考えられる。
そのほか同社では、アメリカ、カナダ、メキシコの3ヶ国共催による2026年に開催されるFIFAワールドカップサッカーのオフィシャルスポンサーを務めることも発表。機材提供を始めとする様々なシーンで大会に協力するとのこと。
ハイセンスがワールドカップのオフィシャルスポンサーを務めるのは、2018年のロシア大会、2022年のカタール大会に続いて3回目。こうした活動によりブランド認知度が上がり、この7年間での海外でのシェアが160%向上するなど好影響をもたらしているとのことだった。