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公開日 2025/05/12 18:38
2024年度は黒字化を実現

シャープ、亀山第2工場を2026年8月までに鴻海へ譲渡。ディスプレイ事業は車載/モバイル/産業に選択集中

編集部:成藤正宣

シャープは本日5月12日、液晶パネルを製造する三重県の亀山第2工場を、2026年8月までに親会社である鴻海精密工業に売却する方針を明らかにした。


かねてより同社では、大型ディスプレイ事業においては堺ディスプレイプロダクトでのパネル生産の停止や液晶パネル工場関連の資産売却、中小型ディスプレイ事業においては亀山第2工場や三重第3工場での生産能力調整、堺工場のOLEDラインの閉鎖など、ディスプレイデバイス事業の構造改革を進めていたが、この結果2024年度のディスプレイ事業は営業赤字が大幅に縮小。全社トータルでは売上高が前年度を下回ったものの、営業利益/経常利益/最終利益はいずれも大きく改善し、黒字化を実現。売上高、各利益ともに公表値を上回った。


これを踏まえて同社は、今後もディスプレイデバイス事業において、競争優位を持続できる車載・モバイル・産業用途に集中をはかると説明。その一環として、鴻海から亀山第2工場の買い取りについて打診を受けており、2026年8月までに鴻海へ譲渡する方向で、現在具体的な協議を進めているという。譲渡後は、鴻海から重点顧客向けの高付加価値パネルを調達/販売する方式に切り替えるとのこと。


なお他の工場のうち、亀山第1工場については車載ディスプレイに特化した拠点に転換。超低反射、デュアルビュー、クリックディスプレイといった車載向け特長技術開発に力を入れ、またベトナム実装拠点の生産能力の強化なども行い、欧米を中心とした車メーカーへの販売を拡大していくという。


また石川県の白山工場にはモバイル・産業用の新規受注を集中させ、IGZO技術も導入。1500ppi超のXR向けLCD、IGZO採用のEV向け超低消費電力車載製品、高画質ePosterといった高付加価値製品をマルチに供給する拠点として、売上を大きく拡大させると説明している。


 

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