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<ヘッドフォン祭>Acoustune「Jin -迅-」の洋白製音響チャンバー「C:03」を初公開/HiBy × FAudioコラボIEM & DAPを最速試聴
編集部:岡本雄ポータブルオーディオ関連ブランド各社が集う展示試聴イベント「春のヘッドフォン祭2025」が4月26日(土)に「ステーションコンファレンス東京」にて開催。ピクセル、ミックスウェーブ、飯田ピアノの展示をレポートする。
ピクセル、「HSX1001 Jin -迅-」用の新チャンバー「C:03」を初公開
ピクセルブース(503B)では、Acoustuneブランドの完全ワイヤレスイヤホン「HSX1001 Jin -迅-」の新しい交換用音響チャンバー「C:03」が日本初公開。
ドライバーユニットには、ほか2種類の音響チャンバー「C:01」と「C:02」同様に「改良型第3世代ミリンクスドライバー」を搭載するが、筐体に洋白(ジャーマンシルバー)を採用している。
音質の特徴について、真鍮製のC:02が広がりのある音場を再生するのに対し、洋白製のC:03はタイトで直進性のあるサウンドになっているとのこと。
本ブースでは、標準装備のアルミ製C:01も含めた全3種類を、あえて有線接続用モジュール「M:02」と組み合わせて用意。そうすることで、「会場内のさまざまな無線信号の影響を受けることなく、チャンバー素材による音質の違いを純粋に聴き比べることができる」とのこと。
C:03の発売時期は6月ごろを予定しており、価格の詳細は未定だが、C:02(単体4万4 - 5千円)より少し高いくらいになると予想されるという。
ミックスウェーブ、限定生産HiBy×FAudioのコラボセットを最速試聴
ミックスウェーブブース(503B)では、同社取り扱いブランドのポータブルオーディオ製品を多数展示。
なかでもトピックは全世界499限定生産となる、HiByとFAudioのコラボレーション製品の第2弾「HiBy The Golden 10th Anniversary Set」は日本初公開。
イヤホンとDAPからなるセット製品で、イヤホンはハイブリッド型IEM「HiBy×FAudio Golden 10th Anniversary IEM」。ダイナミックドライバー×2基、BAドライバー×5基、PZT振動板ドライバー×1基の5ウェイ・8ドライバー構成となっている。DAPは、HiByのハイエンドモデル「R6 Pro Max」の本セット用特別仕様モデル「R6 Pro Max Anniversary Edition」で、ゴールドの筐体が特徴となっている。
前日に日本に着いたばかりとのことで、本イベントが最速で試聴体験できるチャンス。価格は未定だが、6月ごろの発売を目指しているとのこと。
また、HiByの新しいコンパクトDAP「R3 Pro II」。シーラス・ロジック製「CS43198」をデュアルで搭載。オペアンプには「OPA1622」が4基搭載されており、「R3 II」からさらなる高音質化が図られているとのこと。本機の発売時期、価格ともに未定だという。
飯田ピアノ、CAMARTON「Binom-ER」試聴用に“超ド級”システム
飯田ピアノブース(502)では、独オーディオブランドCAMARTON(カマートン)の開放型ヘッドホン「Binom-ER」の試聴ブースを展開。
Binom-ER試聴コーナーには、Ayre Acousticsのプリアンプ「KX-R Twenty」+DVASのヘッドホン用パワーアンプ「Model 2」、オーディオデザインのDAC「DCDAC-180」+ヘッドホンアンプ「DCHP-200」、ラックスマンのヘッドホンアンプ「P-100 CENTENNIAL」などといった、“超ド級”のシステムを多数用意。これらと組み合わせての試聴が可能となっている。
ユーザーから「機材の特徴を反映しやすいヘッドホン」だという評価が上がってることを踏まえた施策とのことで、同社スタッフは「いろいろ試していただき、好みの音を探してみてください」とコメントしている。
またブースには、Brise Audioのフラグシップ交換ケーブル「YATONO-HP Ultimate」のBinom-ER専用モデルを参考展示。
特徴としては、Binom-ERはケーブル側の音声信号にLRの概念がなくLRを気にせず有線接続できる仕様だが、本機専用のYATONO-HP Ultimateは一般のケーブル同様にLRが指定されている。これによってさらなる音の純粋化を図っているのだという。発売時期と価格はともに未定。
そのほか、KuraDaコーナーも併設されており、開放型ヘッドホン「KD-Q1」が登場。従来からのウレタン塗装仕上げモデルと今年1月に導入されたセラコート仕上げモデルが1台ずつラインナップされており、新/旧の聴き比べができる。