<IFA>テクニクス、ミニマルデザインのアナログプレーヤー「SL-40CBT」。DDモーターでBT対応/フォノイコ内蔵
編集部:松原ひな子世界最大級の家電・エレクトロニクス展示会「IFA2025」にあわせて、パナソニックはTechnics(テクニクス)ブランドから、新しいアナログプレーヤー「SL-40CBT」ならびに「SL-50C」を発表した。米国では9月から899ドルでの発売を予定している。
モダンなインテリアに自然に溶け込むミニマルなデザインを採用したのが大きな特徴。テクニクスのアクティブスピーカー「SC-CX700」とのカラーマッチングのため、同様のテラコッタ/ライトグレー/チャコールブラックの3色をラインナップしている。なお日本では、SC-CX700のカラーはテラコッタとチャコールブラックのみ展開されている。
SL-40CBTならびにSL-50Cは、独自の「コアレス・ダイレクトドライブ・モーター」やアルミニウム製の高精度なS字型トーンアームなどテクニクスの伝統的な音質技術を踏襲。同ブランドのアナログプレーヤー “Premium Class” と同等レベルのパフォーマンスを実現しながら、洗練されたデザインと使いやすい機能性を進化させたという。
2モデルともに、モーター部には独自のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載。高精度の制御回路により安定した正確な回転を実現し、さまざまなジャンルの音楽に対して忠実性を保つという。回転はSL-40CBTが33 1/3/45 rpm、SL-50Cが33 1/3/45/78 rpmに対応する。
プラッターにはアルミダイキャストを採用。補強リブとモーターマグネットを装備し、安定したトルク伝達と正確な駆動特性を確保した。トーンアームは新設計のS字型トーンアームを搭載する。
カートリッジは工場出荷時に装着されており、SL-40CBTは円錐型のオーディオテクニカ「AT-VM95C」を、SL-50Cは同製品の代替モデルである楕円型のOrtofon「2M Red」を採用している。精密なトラッキングと優れたディテールを再現すると説明している。
シャーシは従来のアルミダイキャストから、MDFウッド(中密度繊維板)構造へと刷新。ほか、インシュレーターは高い耐振動性を保ちながら、柔軟な配置が可能になるよう改良を加えている。
加えて、SL-40CBTは本体に高品質のMMフォノイコライザーを内蔵し、Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応する。フォノイコ非搭載機機と接続しても再生できる。